ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑤ 館内見学ツアー編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑤ 館内ツアー編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋、クラブラウンジ、朝食レストラン、その他の設備についてレポートしましたね。
ウェスティン都ホテル京都では、いろんなアクティビティが開催されていますが、今回は週末だけ開催されている、ホテルの館内見学ツアーに参加しましたので、その時にお伺いしたホテルの歴史などについて、レポートしようと思います。
館内見学ツアー
ウェスティン都ホテル京都の 館内見学ツアーの受付と、待合室はこの奥になっています。
朝の早い時間だったので、誰もいませんでしたが、とても広々とした空間でした。
都ギャラリー
ウェスティン都ホテル京都の2階に都ギャラリーが開設されていて、誰でも自由に見学することができますよ。
この都ギャラリーでは、ウェスティン都ホテル京都の130年の歴史の一部を垣間見ることが出来ます。
琵琶湖疎水の開通式に合わせて、1890年(明治23年)にこのウェスティン都ホテル京都の場所に吉水園が開園されました。
昭和11年3月当時の都ホテルの全景。
まだ、小規模だったころのホテルの全景ですね。
ここから、徐々に拡張していって、今の姿になっていますが、まだまだ、これからも拡張していくのかもしれませんね。
歴史的なポートレートや記念の品々が展示されています。
エリザベス女王のお弁当メニューやチャールズ皇太子、ダイアナ妃のポートレート、レセプションメニューカードもありました。
ポートレートはティーラウンジ「MAYFAIR」の前にたくさん飾られていますよ。
『ラストエンペラー』として知られる、愛新覚羅 溥儀皇帝陛下が使用された茶器だそうです。
VIP専用の茶器はなんだか格式を感じますね。
どういった場所で使用されたのか、思いを馳せながら見学してみるのも良いですね。
葵殿
日本国内だけでなく、海外からも多くのVIPに使用されてきた会場だそうです。
京都市文化財に登録された庭園と、古都・東山の山並みを窓から望むことができますよ。
京の三大祭の葵祭、祇園祭、時代祭りをモチーフにしたステンドグラスや折上格天井が、雅な空間を演出していますね。
抜けている2枚のステンドグラスは、今もまだ行方不明だそうです。
葵殿の入り口には、絵画がありました。
葵殿庭園
先ほど、葵殿から見たこの葵殿庭園は回遊式庭園で、中を歩いて散策することができますよ。
5階の葵殿庭園から7階の佳水園まで、自由に歩いて散策することができます。
いろんなところに、京都らしい情緒があって良いですね。
かなり高低差のある庭園ですね。
この庭は、京都の庭師・七代目小川治兵衛氏による作庭で、急斜面の自然地形を活かしてデザインされた、この「雲井の滝」と呼ばれる三段の滝が有名らしいです。
しばらく庭園の様子をお楽しみください。
この階段を上ると佳水園へたどり着きます。
お疲れさまでした。
佳水園庭園
佳水園庭園は7代目小川治兵衛氏の長男 白楊氏により、大正14年に作庭されたそうです。
琵琶湖疏水の水を引き入れて、見事な滝を創出していますね。
紅葉の頃が一段と映えそうです。
佳水園「白砂の中庭」
佳水園「白砂の中庭」は、佳水園を設計した村野藤吾氏によってデザインされたそうです。
自然の岩盤を主体とした、小川白楊氏による庭園をそのまま取り込み、緑で表現された瓢箪と杯は、岩盤から流れる滝の水をお酒に見立てているそうです。
ウェスティン都ホテル京都のアクティビティ
【宿泊ゲスト限定プログラム】Activity
ウェスティン都ホテル京都では、ホテルでの滞在時間をより豊かに、心安らぐお時間をお過ごしいただけるアクティビティをご案内いたします。
ウェスティンホテル&リゾートは、ウェルビーイングを構成する6つの柱、Sleep Well、Eat Well、Move Well、Feel Well、Work Well、Play Wellに基づき、ゲストが旅行中に旅の疲れを乗り越え最高の自分に出会えるよう、様々なプログラムやサービスを提供しています。
ご宿泊のお客様に、ヨガ体験をはじめ京都の文化・歴史にも触れていただくことで心身ともに健康になるご滞在を提案いたします。
野鳥の森 探鳥路
ホテルの裏山・華頂山一体に位置する、バードウォッチングや森林浴が気軽にお楽しみいただける散策コース。
市街地近くにありながら自然を身近に味わえ、約50種類の野鳥の生態に加え、春は桜、夏の蝉時雨、秋は紅葉、冬の森閑とした森の表情などを四季折々をお楽しみいただけます。
館内ツアー
日本庭園や屋上庭園などの館内の施設や美術品、調度品を、ホテルスタッフが詳しく説明しながらご案内いたします。
1890年の創業以来、ウェスティン都ホテル京都は長い歴史を積み重ね、国賓ホテルとして築き上げてきた歴史と伝統を、ぜひ皆様にご覧いただきたいという思いから、展示スペース「都ギャラリー」を 2020 年 10 月 25 日に オープンいたしました。
都ギャラリー開設にあわせ、ホテル館内ツアーをご宿泊のお客様向けに実施しております。
ヨガ
旅先でもウェルビーイング(well-being)
京都の街並みを一望できる屋上庭園での朝ヨガや客室でのプライベートレッスンをお楽しみいただけます。東山の豊かな自然で心と身体の緊張がほぐれ、リラックスできます。インストラクターが丁寧にお伝えいたしますので、初心者の方でもご安心ください。
日本庭園めぐり
ホテル内だけではなく、ホテル周辺の美しい庭園をガイドがご案内
京都の名庭を数多く手がけた庭師、七代目小川治兵衛の傑作庭園をめぐる体験として庭園コンシェルジュガイドによる歴史や庭の見方を交えたガイドをごゆっくりお楽しみいただきます。ホテル内にある彼の晩年の技が集結した日本庭園「佳水園庭園」と「葵殿庭園」(京都市文化財(名勝))をご鑑賞いただき、その後、出世作と名高い無鄰菴(国指定名勝)をご案内いたします。また、金戒光明寺の「大方丈」や非公開庭園「紫雲の庭」を散策いただけます。
茶道
ホテル敷地内に佇む閑静な茶室「可楽庵」で、日本の伝統文化であるお茶席体験。
茶道裏千家名誉師範の多門宗粒氏よりお茶席を心から楽しんでいただくためのお作法を学んでいただけます。茶道体験を通して、日本文化の魅力を発見。初心者の方でも気軽にご体験いただけます。
創業からまもなく300 年を迎える松井酒造。東山三十六峰と鴨川に囲まれた自然豊かな酒蔵は、京都の町中で手間をかけ、丁寧で、きめ細やかな酒造りを続ける最古の蔵。蔵見学とお酒のテイスティングをお楽しみください。
高級着物レンタル
本物の贅沢
伝統的な着物から、モードで斬新な最先端の着物までご用意しております。是非、本物の色、柄、質感に触れてみてください。客室での着付け、プライベートフォトカメラマンのお手配も別途料金にてお承りいたします。
匂い香づくり
香りの思い出をつくろう
今から300年ほど前、京都に創業した松栄堂。京都本店2階にある製造現場の「香房」見学、およびオリジナルの香りを調合できる匂い香づくりを体験いただけます。ぜひこの機会に、香りの思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
石臼で抹茶つくり体験
宇治茶の心をじかに感じていただける体験を、伝統を守り育てる工房で。
老舗 福寿園 宇治茶工房にて抹茶の原料である碾茶を石臼で挽いて、まずは挽きたての抹茶で濃茶をお召し上りいただき、さらにバニラアイスにかけて贅沢なオリジナル濃茶アフォガートを楽しんでいただけます。また、1階にある昔の製茶機械や手もみ茶道具を展示している資料館をガイド付きでご見学いただけます。
お茶の講座
日本茶は知れば、もっとおいしくなる
お茶は種類やいれ方によって異なる味わいになります。おいしいお茶をいれるには、茶葉の量・お湯の温度・抽出時間などいくつかのポイントがあります。玉露や煎茶をいれるコツなどを日本茶インストラクターがお教えします。是非お茶の奥深さに触れてください
日本庭園
文化財をホテルで楽しむ。
京都市文化財(名勝)に登録されている小川治兵衛氏 及び 小川白楊氏作庭の庭園など数々の庭園がございます。
■葵殿庭園
基本情報
京都の庭師 七代目小川治兵衛による回遊式庭園
葵殿庭園は葵殿の南斜面にひろがり、三段の滝で構成された雄大な回遊式庭園です。
この庭は、日本の近代庭園の先覚者として有名な、京都の庭師・七代目小川治兵衛(万延元年~昭和8年)によって、昭和8年に作庭されました。
池や流れを「沢飛び」で渡る手法、琵琶湖西岸から疏水船で運ばれてきた縞模様のはっきりした守山石の配置などに特徴が見られます。殊に、急斜面の自然地形を活かしてデザインされた「雲井の滝」と呼ばれる三段の滝は、小川治兵衛の作品の中でも傑作といわれています。葵殿の改築(平成4年10月竣工)にあたり復元整備されたが、当ホテルの長い歴史と豊かな文化・自然環境を表すシンボル的な存在です。
場所 5F
■佳水園庭園
基本情報
7代目小川治兵衛の長男、白楊(はくよう)による自然の岩盤を主体とした庭園
近代造園の先覚者として知られる造園家、7代目小川治兵衛の長男 白楊により、大正14年(1925年)に作庭されました。特に石造物の扱いを得意とし、琵琶湖疏水の水を引き入れて見事な滝を創出しました。
場所 7F
■佳水園「白砂の中庭」
基本情報
建築家 村野藤吾デザインの中庭
昭和34年(1959年)、佳水園を設計した村野藤吾は、醍醐寺三宝院の庭を模して白砂敷きの中庭をデザインしました。自然の岩盤を主体とした小川白楊による庭園をそのまま取り込み、緑で表現された瓢箪と杯は、岩盤から流れる滝の水をお酒に見立てています。
場所 7F