ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑦ インタビュー編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑦ インタビュー編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋、朝食、その他の設備、館内見学ツアー、客室ショールームについてレポートしましたね。
今回はウェスティン都ホテル京都のスタッフの方に、インタビューした内容をご紹介しようと思います。
ウェスティン都ホテル京都では、チーフコンシェルジュの加藤さんにお話をお伺いしました。
よろしくお願いいたします。
「早速ですが、今の時期にご案内させていただくとすると、建仁寺というお寺が、今はお庭に人がすごく少ないので、枯山水のお寺なんですけども、かなり、ゆっくりしていただけるのでお勧めです。
また、6月から元細川首相がお収めになられた水墨画が公開されていまして、お寺の雰囲気に合っておりまして、お勧めでございます。
実際、私も観に行ってきたんですけども、本当に昔からあったような感じですごく馴染んでいまして、今は禅寺とかですと、すごく派手な現代的な襖絵がよく奉納されたりするんですけども、やはり、禅寺はこういう水墨画が一番合うという雑誌の記事を見まして、本当に現代的なアーティスとの方が奉納されているものも、また、一つの趣があるんですけども、『この水墨画は本当にしっくりくるなぁ』というのを実感できた場所と展示でした。
今年いっぱいくらいは観られると思います。本堂のすぐ中に3部屋か4部屋分くらいの襖絵が奉納されているので、時間が経ってもまた、歴史が感じられる作品になるのではないかなと思います。
あとは法堂に双竜図といいまして、よく京都は天井に竜の絵があるところが多いんですけども、こちらは、双竜図、竜が2匹いるところがありまして、こちらもかなり見ごたえがあります。
あとは、ホテルの近くですと、平安神宮神苑というところがございまして、ホテルから20分くらいで歩いて行けます。
皆さんお参りだけ行って返ってこられる方が多いんですけども、実はお参りしていただく神殿の裏側にかなり広い神苑がございまして、こちらは四季折々のお花が咲いていて、4月には枝垂桜がすごく奇麗に咲いて、夜にはコンサートもあったりするんです。
こちらが7代目小川治兵衛さんというウェスティン都ホテル京都の葵殿庭園を作っていただいた作庭家の方なんですけど、この東山のエリアはかなりこの方がお庭を造ってらっしゃるところが多いので、そのうちの一つでございます。
こちらは池泉回遊式で、池があって、そちらをずっと回って見ていただくタイプで、今は水連が見頃でございます。水連は午前中にお花が奇麗に咲くので、行かれるのでしたら、早めに行かれた方が奇麗かと思います。
あとは、今、祇園祭で今年はコロナでかなり縮小されてしまうので、お祭りというよりは神様の神事が厳かに行われておりまして、観光客の方がよく見ていただく鉾の巡行ですとか、お神輿とかは、やはり今年は中止になってしまうんですけども、今年は鉾建ても技術の継承が必要ということで、いくつかの鉾が建てられるので、ご興味があれば、見に行っていただいても良いかと思います。
あとは、祇園祭はもともと疫病退散で、今まさに時代に沿ったお祭りなので、本当は行われるべきなんですけども…。
粽というお餅の入っていないタイプのものがそれぞれ販売されてるんですけども、それを私たち京都の人とかは買って、玄関に一年間飾って、それを翌年、また、持って行ってお戻しして、新しいものを買うというような習慣があります。」
その粽は食べるものではないんですね。
「そうなんです。中にお餅は入ってなくて、お飾りするだけのものなんです。なので、毎年、交換して、違うところのものを買ったりとかもするんですけど、それぞれお好みで。今年はインターネットなどでも販売されているようです。
あとはちょっと暑いので、あまり外ばかりの観光になってもしんどいかなと思いまして、月曜日は美術館はほとんどお休みなんですが、相国寺という京都御所の近くにあるんですが、承天閣美術館というところが、特別展をされているときだけ、ほぼ無休でされてまして、かなり小さい美術館なんですが、伊藤若冲という京都の絵師の方の作品もすごくたくさん貯蔵されているので、涼みがてらというのでお勧めです。
夏は本当に京都は暑いので、観光のおすすめでもできるだけ、ちょっと休めるところを挟みながらご案内するようにはしてるんです。
承天閣美術館に行かれるようでしたら、すぐ近くに京都御所と迎賓館がございますので、こちらが今、ガイドツアーをやっと開始しまして、コロナの緊急事態宣言とかが出ているときは中止になってたんですけども。
自由参観というオプションもあるんですけども、今はガイドツアーだけで、ガイドさんが一緒に時間を決めて70分くらいのツアーをされるというのがあります。
事前のインターネットでのご予約か、当日の整理券で空きがあれば好きな時間帯を選んでいただくというシステムで、朝9時50分から40分置きに15時50分までされているので、こちらは、本当に京都の伝統工芸のすべての最高峰を終結した場所みたいな感じなので、ちょっと遠くからしか見られない場所もあるんですが、やっと数年前に中も見学できるようになったので。
それまでは、年に二回くらい抽選で、すごく限られた人しか入れなかったんですが、今はわりとどなたでもお入りいただけるようになっているのでお勧めです。」
確かに夏は暑いですし、そういうのも良いですね。
「こちらにご相談いただいたときは、まずはお客様のご滞在の日数ですとか、家族構成ですとか、あとはどういった場所に行かれたことがあるですとか、行かれたい場所がすでにいくつかはあって、いくつかを推薦して欲しいですとか、もろもろリクエストをお聞きして、こちらからいろいろご提案するようにはしているんですけれども。
なので、なかなかマニュアルというか、雛形というのは敢えて作ってないんですね。
海外の方は、わりとあまりこだわりがなく、有名なところに行きたいという方がいらっしゃるので、金閣寺とか銀閣寺とか伏見稲荷とか清水寺と言うところを織り交ぜた工程表をお作りしてお渡しすると、何も聞かず『行ってきます』という感じでそれを持って行かれるような、『京都は一生に一回かもしれないので、有名なところだけで良いです』という方が多いですけど、やはり、日本の方は近くからお越しの方もいらっしゃいますし、『京都は何度も来てます』という方もいらっしゃるので、そういった方の要望をお伺いしながら。
逆に今は、マイナーなところよりも、コロナ禍で海外のお客様もかなり少ないので、私共としては、逆に有名な世界遺産とかをすごくゆっくり静かに見れるので、それを去年くらいからお勧めしてるんですね。
私もコンシェルジュになって、13年、14年くらいなんですけども、もう、ここのところ、すごく人が多かったので、禅寺の例えば龍安寺とかはゆっくり見るどころか、ザワザワして、人がもう座れない程いらっしゃるという感じだったのが、この前の春、桜の時期に行っても人が何人かしか座ってらっしゃらない。」
緊急事態宣言中だったからですか?
「緊急事態宣言中ではなかったですね。
京都も桜が有名なところはけっこう人も多かったですが、実は龍安寺も桜が奥の方にあるんですけども、ただ、皆さん、あまり桜の名所としてはご存じないので、そこはすごく満開で奇麗なんですけど、全然、人はいらっしゃらなくて。
行く予定じゃなかったんですけど、ちょっと別のお寺に行ってるときに『衣掛けの道』って言う道を散歩していたら、あまりにも人がいないので入ってみたら、あーって感じで、禅寺が本来あるべき姿というか、静かな雰囲気で心を落ち着けながら、お庭を見ながらいろいろ考えたりとか、環境はすごく整っている感じで、それは本当に観光客の方が戻ってらっしゃる前に、ぜひ、今の間に行っていただきたい場所であります。」
この人が少ないのも、早ければ、今年いっぱいくらいかもしれませんね。
「なので、私も今行かないとと思って、いろんなところに行ってます。
こんな姿はもう今しかないと、観光客の方に来ていただかないと、私たちも困るんですけど、ただ、京都に住んでいる市民として、お客様に今、何かないですかと言われたときに、普通ですと、『お花が奇麗ですよ』とかあるんですけども、今だから、今年だからという案内では、敢えて『伏見稲荷に行ってください』とか。
千本鳥居とかって赤い鳥居がずっと続いているところが、前までだと朝に行っても行列で、人がなしにその鳥居の写真を撮るなんてことはまず、不可能だったんですね。
ですが、今は昼過ぎに行っても本当に人が少なくて、タイミングがまったく人がいらっしゃらない、日の光があって、奇麗な姿が撮れたりとかするので。
今だからこそ、お寺さんとかもそうですし、新しく改修工事が終わりまして、舞台も新しい感じになってるんですけど、修学旅行の方も今はあまりいらっしゃらないですし、そういったところをお勧めしていますね。
あとは、嵐山とかも海外の方には竹林が人気だったんですけど、いまはすごく人がいない姿で写真が取れます。
今はちょうど新しい竹が生えてきている時期なので、タケノコがどんどん竹になってきていて、すごく涼やかな風が流れていて、暑くてもあちらは全部日陰なので、竹林の中は。
本当に喧噪なく静かで、笹の音が聞こえるくらいなので。
あとは、それと合わせてトロッコ列車っていうのがあるんですけども、それもこの前まではチケット取れなかったりとか。
それも、今はすぐに行って、チケットが取れて、オープンエアの号車というのが1号車だけあるんですけども、まったく屋根がなしで。
保津川っていう川の横の元々JRが使っていた、国鉄時代の古い線路を使って運営してるんですけども、嵐山から20分くらいかけて亀岡というところまで移動して、戻ってくるんです。
本当に涼しい風が吹いて、保津川下りをしている人も上から見えたりするんですけども、本当に満席じゃない雰囲気というのは私も何度も乗ってるんですけど、今が本当に一番ベストだと思っています。
なので、もし、そういったところにも興味がおありでしたら、敢えて今は世界遺産の混んでるところをお勧めしています。それは本当に今年だけかもしれないです。
そういったところは何度も行かれて、もう大丈夫ですというお方は、比叡山ですとか。
温度も5度くらいは違うので、すごく涼やかで世界遺産の一つでもありますので、電車の乗り継ぎですとか、バスで三条京阪からも行っていただけるので、夏ではお勧めする場所になります。
けっこう山の方ですと、貴船ですとか鞍馬ですとか、暑い時でしたら、もし、三日間ご滞在とかでしたら、一日はちょっと遠くになりますけども、涼しい環境でお楽しみいただくことをご提案しています。
せっかく、このウェスティン都ホテル京都にご宿泊いただいて、この周りで少し見て回りたいとおっしゃられる方とかは、有名なところですと、やはり、南禅寺とかは皆さんよくご存じで、行き方を尋ねられたりする感じなんですけども、こちらの方丈庭園もすごく素敵で、あとは水路閣と言いまして、京都って滋賀県の琵琶湖から水を引いていただいているんですけども、その疎水という名前が付いています川というか水路ですね。
その分線というか水路閣といって水路橋なんですけども、レンガ造りのアーチ状になっているところを上に水が通ってるんですが、これが南禅寺の境内の右奥に行っていただくと、このアーチ状のレンガ造りが見ていただけて、こちらはお庭は拝観時間が決まってるんですけれども、この辺りはすべて24時間いつでもは入れるので、特に早朝、この水路閣を見にお散歩に行かれたい方は、こちらを穴場としてお勧めしています。」
これは、やはり、早朝の方が良いんですかね?
「朝の方が人が少ないので、あと、お寺ってどこも朝9時頃からしか開かないんですね。
なので、それまでに、早く起きてもう少し楽しみたいと言う方ですとか、早起きの方とかで『何かアクティビティはないですか?』とお尋ねいただいた場合、やはりお寺とかはまだ開いていないので、その場合はこの辺りは散歩するだけでもすごく気持ちが良いので、この境内の水路閣まで行かれてとか、この辺りをずっとお散歩とかをお勧めするんですけども、一つ、ちょっと目的を作っていただきながら、お散歩もただ歩くだけじゃなくて、という時にこちらはお勧めさせていただきます。
桜とか紅葉とか、南禅寺はすごくきれいなので、混んでる時期でも、9時過ぎたらすごくたくさんの方がいらっしゃるのが、8時だと全然いらっしゃらないので、せっかく、ウェスティン都ホテル京都に泊まっていただいた特権で、早くの時間から乗り物に乗らずに見に行っていただけるという点では、人がいらっしゃらないという意味で、早朝をよくご案内させていただきます。
あとは、この辺りの地図に書かれていない場所は、それぞれ会社の私有地になってまして、たくさん別荘があるんですが、法人さんが持たれていたり、個人の方が持たれていたりという別荘になるので、一般の方には公開はされないんですね。
ですが、その中で唯一、無鄰菴というところだけが公開されてまして、それはなぜかというと、こちらの所有者が京都市なんです。
ですので、今は予約制で有料にはなるんですけども、こちらのお庭が唯一公開されているところになりまして、すごく奥行きがあるお庭なんですが、借景と言ってお庭の後ろの背景がこの東山になってるんです。
なので、この敷地もわりとあるんですが、行っていただくともっともっと、後ろまでお庭があるような感覚になるんです。こちらはお庭の庭園コンシェルジュという方もいらっしゃるので、予約をすれば、お庭のこととか、お庭の作り方とか、どういう趣向を凝らしてらっしゃるかというのも説明を聞くことができます。
こちらはほとんどの方は、あまりご存じなくて、ホテルからも歩いて10分くらいですので、こちらは割と穴場としてお勧めさせていただいています。」
これは、時期的にはいつ頃が良いとかあるんでしょうか?
「時期的には、そうですね、こちらはモミジが多いので、秋とかですかね。
ただ、モミジが奇麗ということは、夏にもモミジの新緑がすごくきれいなので、最近、良く青紅葉という言葉が使われるんですけども、ここ数年ですかね。
青紅葉、青紅葉と言って、本当に緑の葉っぱの新しい葉っぱのモミジがすごくきれいなので、そういう意味ではこの無鄰菴もそうですし、秋でもすごく有名な永観堂。
こちらもモミジでいっぱいのお寺さんなんですけども、秋はもう、夜の拝観が多い時は2時間とか並ぶんですけど、今は、並ぶことなくそんなにたくさんの方がいらっしゃらないので、すごく涼やかにお寺さんを拝観していただけます。
この辺りは、歩いていただくと、実はたくさん見どころがあるんです。」
やっぱり、桜、モミジの時期が良いですよね。
「そうですね。あとは、琵琶湖疎水船というのが2年くらい前から滋賀県から水を引いている水路を京都市が整備しまして、遊覧船で往復できるようにしてるんです。
そこも、山を越えてかなり長いトンネルがあるんですけども、山科というエリアを経由してくるんですけども、こちらが水路上にすごく桜がたくさんありまして、この春も一度、乗ってきたんですけど、すごくきれいで、この水路の歴史というのも、わりとすごいんです。
今、日本遺産というのが結構いろんなところで言われていると思うんですけども、それぞれの産業とかも巻き込んだストーリー性のあるものを指定されている遺産なんです。
ここも、その日本遺産に指定されていまして、ただ、水を琵琶湖から引いたというだけではなくて、本当に、『この水路がなければ、今の京都はない』と言われているくらい本当に大事なもので、電力発電、水力発電の源になったりですとか、水を引くことでいろんな事業が出来るようになったとか、あとは、お庭もそうです。
この無鄰菴さんもそうですし、ウェスティン都ホテル京都の7階の佳水園庭園もそうですけど、すごく大きな岩があったと思うんですが、あちらを流れている水も疎水なんです。
なので、この辺りのお庭っていうのは、全部その疎水の水を引いて造っているので、本当に用途がたくさんあって、この水路は、まだ、たくさんは注目されてないんですけど、私たちの中ではもっと知っていただきたい場所になります。」
遊覧船が出てるんですか?
「はい。秋と春だけなんですけども、ちょうど蹴上のここが船着き場になってまして、こちらから滋賀県の三井寺と言うところがあるんですけども、そちらまでトンネルを3本くらい経由して、外の景色が見られるところもあって、ただ、滋賀県に着く手前は20分くらいずっとトンネルなんですけど、そのトンネルが130年くらい前にどんな感じで掘られたかとか、その技術とかもいろいろ説明されながら。」
あ、ガイドさんの説明もあるんですね。
「そうなんです、ガイドさんが乗ってらっしゃって、田邉朔郎さんという本当に若い大学出たての方が、技師の一番上になったストーリーとか、トンネルを掘るのに両サイドからだけだと時間がかかるので、真ん中からも掘って、掘る場所を増やしたとか、いろんな話がすごく面白くて。
今みたいにあまり重機もない時代なので、その姿が疎水記念館というのがあるんですけど、どうして、その疎水を作ったのかみたいなのも、全部、ここで学ぶことができたりします。
この、インクラインというのがすごく有名で、桜並木のところなんですが、みなさん、春にはここに写真だけ撮りに来られる方が、すごく多いんですけども、ホテルからも前にあり、ずっと見えるところなんですけども。
実はこのインクラインは何のためかと言えば、この水路を引いているときに、どうしてもこちらの高さと下の高さが高低差があって、船で物資を運んで行くときに、どうしても高低差で降りることはできても、上がることはできないのを、台車に船のまま乗せて下におろして、おろす動力で下のものを上げて運んで行ったというような。
これも遺産的に敢えて残してあるんですけども、その線路も残ってますし、あと、台車と船もディスプレイしてあるので、雰囲気も見ていただけると思いますが、こういったお話とかをさせていただいて、ただ単に『ここは写真が奇麗ですよ』だけでなく、どういったものかというのを、少しだけでもわかっていただいたうえで、行っていただくと、ちょっと見るところが違ってくるのかなというのが、やはり、私たちがせっかく説明させていただいているときに、付け加えたいところだなというのは意識しています。」
そういう歴史があるんですね。これは何年前でしたっけ?
「ホテルは今、131年なので、そのちょうど開業の1日後にこの疎水がオープンしたんです。」
へぇ、そうなんですね。
「本当は、同じ日にするつもりだったらしいんですけども、『疎水の方が一日遅くなります』というアナウンスがあって、このホテルがもっともっと昔の話ですけど、この日にオープンしますというアナウンスをたくさんのところに出してしまった後で、もう変更できなかったというのを、この前、ホテルの歴史の勉強で聞いてきました。
その歴史は向こうのギャラリーにも載っているので、お誕生日はほぼ、一緒という感じです。
もう、全然、この周りの風景は違いますけどね。
三条通とかに市電も走ってましたし、その市電が走れるようになったのも、この疎水の電力があったから走れるようになったという、普通の水車だけでは無理だったみたいで。
というのを聞くと、もっと注目されても良い遺産だと思います。
ただ、外国人の方にはなかなか理解しづらいと思うので、日本の方にご説明したうえで、「じゃ、今はインクラインは桜の時期じゃないけど、ちょっと歩いてきます。」と仰ったり、上に疎水公園というのがあるので、そちらに結構その歴史が展示されていたり、貯水されている元々、池があったりですとか、そちらは京都駅近くの東本願寺さんの火事があったときに、水を送れるように、地下をずっとパイプで繋いでたり。」
へぇ、けっこう距離がありますよね。
「結構、あります。今も土管というか水路の後がいろんなところに結構残ってるんですね。」
いまでもそれは機能するんですか?
「もう、今はしてないみたいです。
あとは、御所とか、組み上げてっていう技術がまだない時に、上からの勢いで水を出して消火するというような、そういった歴史も全部、この上に書いてあるので、結構、こちらは見ていただきたい、学べば学ぶほど、もっと知っていただきたいというような遺産になります。」
ちなみに、この遊覧船は琵琶湖の方まで行って、帰りもやっぱり、遊覧船で帰ってくるんでしょうかね?
「もちろん、往復乗っていただくことも出来るんですけども、結構、便数が限られていて、料金もわりと時期的にもするので。
ですので、向こうから来る分と、こちらから行く分があるんですけども、メインは一応、向こうから来る分の方が速度もゆっくりで、川の流れに沿ってくるので、時間が1時間くらいですかね。
その場合は、ホテルのすぐ横に地下鉄の駅があるので、実は地下鉄は2本、線が乗り入れてまして、同じ蹴上駅から地下鉄の六地蔵行きではなくて、京阪の浜大津駅に行く分が2本に1本乗り入れているので、そちらに乗っていただくと乗り継ぎなしで浜大津まで行っていただいて、そちらから滋賀県だけを走っている京阪電車で一つだけ、三井寺というところまで行っていただくと、すぐにあるんですけども。
なので、こちらからもすぐに移動していただいて、船で帰ってきていただくと。
逆に蹴上から行く分もあるんですが、逆流するので、けっこうモーターを速く回さないと水が入ってしまうみたいで、けっこう、高速で行くみたいで、向こうの方のおすすめも、私が実際に乗ってみても、やはり川の流れに沿いながらゆっくり行く方が自然な感じがします。
なので、お勧めのところはいっぱいあるんですけども、やはり、このエリアに来ていただいたら、ぜひ、このエリアを知っていただきたいなぁというのがあるので。
他にもこのエリアはたくさんあるので、例えば、新しくリニューアルされた京セラの美術館ですとか。こちらも、元々は京都市私立の美術館だったんですけども、京セラさんの名前を付けて、去年のちょうどコロナの自粛とか緊急事態宣言が出てときにオープンの予定だったんですが、内覧とかはされてましたけど、どんどん延期をされながら、展覧会とかもズレてしまって、ただ、昔の建築は残しながら、新しく補強されたりですとか、入り口が地下からになったのが一番変わったポイントというか。」
入り口は、なぜ、地下からに変わったんですかね?
「私もちょっとハッキリとはわからないんですが、地下の建築もすごかったので、そこを見ていただきたかったか何かかな、というような気はするんですけども。
それも、地下を新しく作ったというよりは、入り口を掘り下げたということなんですけども、前を普通に通っていただくと、見ていただくことはできるので。
今、現在アートとかもけっこう流行っているので、現代的な部分とやはり昔からの部分と、残すというのをすごく上手に調和されている感じですので、こちらは、展覧会もそうですけども、建築を見に行かれる方もすごく多いです。
疎水船だけでなく、こちらに実は、岡崎十石船というのがありまして、こちらはもう、ここだけを往復する船というのがあるんです。
今年は、途中でちょっと中止になってしまいましたけども、こちらはわりとカジュアルに、20分ちょっと位で、この桜並木を楽しむという感じです。
先ほどの平安神宮のお庭はこの後ろにあって、ここの紅枝垂れがすごく奇麗です。」
じゃ、やっぱり、それも春ですよね。
「なので、4月のだいたい10日辺りとか、少し紅枝垂れなので、普通のソメイヨシノとはちょっとだけズレるんですけども、夜のコンサートというの4日くらいされるんですけども、自由席というか立ち見なんですが、この辺りで、だいたい和楽器のお琴ですとか、笙ですとか、笛とかですね。
1時間くらいのけっこうカジュアルな感じで、桜と一緒にこの池を挟んで音楽を聴けるので、すごくお勧めです。」
それは夜に開催されるんですか?
「夜です。1日、2回くらいありまして、入れ替え制でもないので、同じ音楽になりますけど、2回聞かれる方もいらっしゃったりとか。
ただ、完全に立ち見なので、ちょっと足は疲れたりもするんですけど、二千円くらいなので、すごくカジュアルにちょっとした夜のイベントとして、異色な感じで。
お寺のライトアップはたくさんされるんですけども、音楽が二千円で聞けるというのはけっこう人気がありますね。
京都市の方とか住んでる方もけっこう行きます。で、4日間ともすべて楽器が違ったり、たまに、二人くらいでセッションされたりとか、京都新聞さんが主催されてるんですけど。
この辺りは、たくさん芸術とかが含まれているエリアになるので、伝統工芸が展示されている都メッセというところですとか、あとは、国立近代美術館、あとは京都会館と昔は言われていたロームシアターとかですね。
こちらは、いろんな劇や、コンサートとかもあるんですけど。あとは、お寺さんがこの辺りは多いですね。
けっこう、南禅寺とか塔頭のお寺とかは拝観されていないところとかも多いですけども、けっこう小さい感じのお寺ですね。
この天授庵とかは秋はモミジがすごく奇麗なことで有名で、この辺りでは一番にモミジが色付く場所になります。
なので、割と早い11月の最初くらいから色付いてきたりとか。なので、割と早くにお越しの方に「モミジはどこかありますか?」と聞かれたら、こちらをご案内することが多いですね。
あとは、こちらの知恩院さんとか青蓮院のお寺とか、わりとお寺が多いエリアにはなるんですけども。」
京都もけっこう、伝統的なものもあれば、新しいものもあったりしますよね。
「そうです。京都ってすごく、伝統を重視しながらも、実はものすごく新しい物好きと言われてまして、昔の言い方で言うと、『ハイカラ』と言う感じですね。
だから、お婆ちゃんとかもすごくモダンなものを身に着けていたりとか、実は伝統も崩したくないっていう、全部が新しいものではなくて、伝統の上にミーハーなところがあるというのがけっこう、京都の人間かもしれないですね。
なので、昔から食べ物とかにしても、洋食が入るのも他の地域よりは早かったりとか。
和菓子とかでも、ちょっと遊び心があったりですとか、老舗のものも残しつつ、いまだったら、洋菓子で修行された方とコラボされて、餡子を使いながらも洋菓子とかっていうのをけっこう展開されているのは、ちょっと前からわりとありますね。
『クリームと餡子ってこんなに合うんだ』とか、わらび餅の上にクリームが乗ってたりとかもあって、わらび餅の作り方は伝統的なものを守りながら、違うものを足していく、けっこうそれも文化ですね、京都の。」
このホテルもけっこうそういう感じですよね。最近、リニューアルされたのも伝統的な昔のものも残しながら、今風に使い勝手も良くしてみたりとか。
「そうですね。なので、まったく全部を取り壊して、新しい今どきのラグジュアリーなというよりは、はやり、都ホテルとしての歴史の部分も残しながら、村野東吾氏の建築も、階段とかもご覧になられましたかね?
宴会場側にある螺旋階段とかも、下から見るとハート形に見えるようにとか、そういうユーモアも入れながら、せっかくデザインして下さったものとかは残しながら。」
それは、オープン当初から、そういうデザインだったんですか?
「いえ、オープン当初からではないですね。
本当に何度も今まで、増改築を繰り返しているので、もう、131年前は本当に小さな吉水園というところで、どんどん成長していったので。」
ハートに見える螺旋階段、あとでちょっと見てみようと思います。
せっかくなので、このホテルの特徴もお聞きしたいんですけども。
「そうですね。元々は昭和の時代とかは本当に国賓というか、たくさんお迎えしてきて、館内ツアーの際にそういった部分もご説明させていただいたと思うんですけども、各国の大統領ですとか、俳優の方ですとか、チャップリンさんとか、イギリスのダイアナ妃など、写真もありますけども、やはり、その時代というのは『京都と言えば、都ホテル』と言われた感じで、京都ホテルさんもありますけども、今みたいにインターナショナルホテルもあまり沢山なかった時代なので、そういったところで一つ、歴史の中では輝いていたのかなと思います。
あとは、日本の庭園ですね。
この建物的には、庭園が今、新しくまた、屋上庭園も造りましたけれども、もともと葵殿庭園という7代目小川治兵衛という有名な作庭家が作られたお庭とあと、その息子さんが造った佳水園のお庭ですね。
あとは、特徴で言えば、同じホテルの運営にもかかわらず、外に出て、佳水園という完全に旅館のような数寄屋風造りの建物が同じところで属しているというのは、本当に珍しいと思います。
ただの和室ではなく、本当に独立したものなので、こちらの存在を知らない方もすごくたくさんいらっしゃって。
なので、こういったところもありますよとお伝えすると、すごく皆さん驚かれるくらいに、何度もホテルを利用されているのに、『こんなところもあるなんて知らなかった』というところと、あとは、探鳥路とかですね。
ここからずっと上にお稲荷さんがありまして、ホテルの敷地に30~40分くらいのトレイルがあるんですけども、佳水園の横から上の方に上っていただくんですけども、上にお参りいただくお稲荷さんがあって、あとは、鳥がすごくたくさんいるので、バードウォッチングをしながら行っていただけたりもするような、すごく敷地がやっぱり広いということと、一つだけではなくて、いろんな楽しみ方をしていただけるホテルだなというのは、案内していながら思います。」
一番の楽しみ方というのはどんなところになりますか?
「楽しみ方は、今ですとスパが、やはり、どうしても一番皆様からも『想像していたよりもすごく良かったです』という意見をいただくことが多いですね。」
ここは前から温泉だったんでしたっけ?
「いえ、違います。温泉は新しく掘ったんです。」
調査をして、出るのがわかったからということですか?
「そうです。私もその辺りはあまり詳しくわからないんですけど、最初に調査をして出るというのがわかって、掘ってという感じなので、元々あったわけではなくて、完全に新しく作りました。」
それに合わせてリニューアルということでしょうか?
「それに合わせてというか、リニューアルに合わせて温泉を掘ったという感じですね。」
そういうことなんですね。あの温泉はすべてのお湯が温泉なんですか?
「スパの中はすべて温泉を使っています。
あと、佳水園はお部屋のバスタブに直接温泉が入れられるようになっています。」
部屋で温泉が楽しめるのは、ぜいたくな感じですね。
佳水園のほうは、昔からあるものを活かして、という感じなんですか?
「そちらも、また、リニューアルしまして、元々は一室だけで、そちらに夜になったらお布団を引いて、という感じだったんですけども、今は二室を一部屋にするような改修工事をして、一室はリビングで一室はベッドルームにして、ベッドをお入れして、お布団ではないです。」
そうなんですね。それじゃ、完全和室ではないんですかね。
「畳なんですけど、寝具はベッドという感じです。
雰囲気は完全に和です。お部屋によっても縁側があったり、外の景色も全然違ったり。」
部屋ごとに違うんですね。
「そうですね。佳水園のお部屋もこのホテルの中では特徴として、一室づつ違う設えというのと、温泉が入れるというのも特徴です。」
それだけ、客室が少ないということは、なかなか予約が取れないということなんでしょうね。
「いや、けっこう落ち着いた感じですね。お値段も普通の客室よりは頂戴している感じになるので、わりと本当にお部屋にゆっくりしに来られる方というのが多くて。
もともとは海外の方がご利用いただくことを想定していたんですが、今はこういった状況ですので、割と近くの方がお車でお越しになられて、ゆっくりされるという方が多いですね。」
それじゃ、別荘のような感じなんですかね。
「そうですね。すごく贅沢だとは思いますけど、やはり、おうちの雰囲気とは違いますし、そういった中で、人ともあまり接せず、部屋で温泉が入れるというのも、今の旅行のスタイルの中で人気な部分なのかなとは思います。」
最近、リニューアルされたのは、建物が古くなったからなんでしょうかね?
「古くなったからというか、なぜというと、一番核の部分は何とも言えないですけど、もちろん、そういった部分もあると思いますし、130周年というときに大きくリニューアルというのをみなさんにお届けしたかったというのが、コロナの影響で一年過ぎてしまったという感じです。
温泉と、お部屋もずっと改修を全部、時期をずらしてやってきていたので。」
最近は、観光とかも行かずにホテルでゆっくりと過ごすというホテルステイというスタイルも増えてきていると思うんですけど、このホテルで過ごすとしたら、やっぱり、温泉とか?
「温泉と、あとはお庭の見学とかギャラリーとかの歴史を見ていただいたりですとか、あとは、3階の絵を飾っているところを鑑賞していただいたりですとか。
あとは、皆さん、お部屋でゆっくりされるという方が多い気がしますね。
ただ、中でもいろいろ見どころがあるので、館内ツアーは結構人気ですね。なので、毎回、結構満員の予約を頂戴しています。」
館内ツアーは週末しかやってないんですよね。
「そうなんです。まだ、今は平日の稼働がそこまで高くないので。参加されてどうでしたか?」
やはり、自分で見て回るのと違って、説明があるとわかりやすいですよね。
カフェの前のポートレートも興味深かったんですけど、誰の写真家わかりにくかったので、もう少し日本語で説明があると嬉しいかなと思いました。
「カフェの店員に聞いていただければ、把握していると思うんですけど、それも、ちょっとご意見として頂戴しておきます。」
せっかくの貴重な写真なので、誰かわかるともう少し興味をもって見る人も増えるのかなぁと言う気がしました。まぁ、あまり、見る人が増えると密になるんですけど。(笑)
「いやぁ、そこまでは、密は大丈夫だと思いますけど。(笑)確かに、そうですね。」
見たところ、ロビーもすごく広いんですけど、それほど人がいないような気がしますが、ロビーはいつも静かな感じでしょうか?
「そうですね。チェックインとかチェックアウトの時間帯は、わりと混みあうことが多いですけれども、それ以外は、あまりロビーに来てくつろがれる方とかは、少ない感じですかね。
駅前とかですと、どうしても待ち合わせとかで使われたりするんですけど、この立地なので。
なので、婚礼とかがわりと本格的に入り始めると、ロビーで待ち合わせとかされたり、終わった後にロビーでちょっとお話をされたりということはありますけど、けっこう、チェックイン、チェックアウトはあまりロビーに滞在される方というのは少ないですね。」
ロビーの植木の入れ替えとかも、定期的にされてるんですか?
「はい、定期的に。ただ、植物の種類によって異なるので、何日おきという感じではないですけども、常にメンテナンスして季節に沿ったようなものを。
今は少し寂しいですが、少し前までは七夕の飾りがあったので、みなさんにお願い事を書いていただいて、結んでいただいてました。」
その時期時期で、ということですね。
「そうです。お雛様の時はお雛人形を飾ったりとか、五月人形を飾ったりとか、今年はないですけど、祇園祭の提灯を飾ったりとか、その時々のイベントみたいなのを感じていただけるようにはしているんです。」
エレベーターホールとか、所々に盆栽とか、植物を置いているのは、何か趣向があるんですかね?
「いやー、その辺りはちょっと私は趣旨はよくわからないんですけど、オブジェの一つということかと。」
和のテイストを出しているということですかね。
「そうですねぇ。和、だけでもないところはあるんですけどね。
このロビーの雰囲気とかも和を重視しながら、でも、モダンなところもあったりですとか、建築の方とホテルの趣旨を上手く合わせてというような感じで。
雰囲気もすごく変わったので。前は滝があったんですよ。
水が流れていて、前に池があって、それがなくなって、今はすごく広くなってしまって。(笑)」
確かにすごく広いですよね。天井も高いし。
「レストランが元々この上だったんですけども、窓がなかったので外の雰囲気がわからない感じで、今は場所を移動して、すごく外が奇麗に見える大きな窓になったので、そちらはすごく人気ですね。
あと、食事で言うと、昼と夜はライブキッチンというがありまして、目の前でお作りしお出しするというのが、和と洋とデザートとあるので、ちょうどコロナ禍で人気ですね。
作り置きしたものがたくさんあるよりは、目の前で作ったものをそのままお出しするというスタイルが、すごく人気で、たくさんのお客さんに来ていただいています。
置いてあるものもスタッフがお渡ししたりとか、小分けにしたりとかしてるんですけど、やまり、衛生面からも出来立てをお出しするのがすごく人気ですね。
オーダーブッフェとかもありますけど、オーダーしなくちゃならないと、ちょっとブッフェの感覚じゃなくなるじゃないですか。
なので、このコロナ禍で楽しんでいただけるブッフェとしては、みなさんに選んでいただけるのはそれなりの理由があるのかなぁと思っています。」
確かに、今はブッフェも衛生面とか気を使いますよね。
ジムとか、プールもリニューアルされたんですか?
「ジムは新しくしました。プールは新しくしてないんですねども、フィットネスエリアはリニューアルして、すごく充実していると思います。今は時間の短縮をしてるんですけども。」
夏になると屋外のプールも開くんですよね。
「そうですね。外なので、夏以外は寒くなるので、だいたい7月中旬くらいから9月の始めくらいまで。季節によっても違うんですけど。
最近は気候が良く読めないところがあるので、桜もいきなり早く咲き始めたり、モミジも色付き始めて、散ったかと思ったら、また、色付き始めて…。」
ここも、結構長くコンシェルジュとかされてたら、いろんなお客様から相談とかあったりするんでしょうね。
「今は、日本人の方はなかなかコンシェルジュをご利用いただく機会がすごく少なくて、『とても特殊なことしかお願いしてはダメなんじゃないか』とか、遠慮されたりとかされるんですけども、本当に普通のアクセスをお尋ねいただくだけでも、プラスアルファの何か情報をお付けできるかもしれないので、私だけでなく日本全国のコンシェルジュが『もっと利用してください』と思っていると思います。」
なるほど。確かに気を使うというか、『こんなことを聞いても良いのかなぁ』っていうのは、あるかもしれませんね。
「友人とかも『制服を着てビシッとしている人に、しょうもないことを聞くのは恥ずかしい』とか聞くんですけど、全然、大丈夫なんですよ。(笑)」
確かに、格式ばった料亭とか聞くのはいいですけど、B級グルメとか聞くのは、ちょっと気が引けるというか…。
「いえ、全然、それも情報の一つですし、私もB級グルメも行きますし、皆さんが、懐石料理を毎食、食べてらっしゃるわけでもないですし、天ぷら、寿司、とかばかりじゃないじゃないですか。
逆に日本の文化だと思いますし、そこそこで美味しい、特徴があるものというのもお尋ねいただいても、そういった部分もみんな勉強してるんで。(笑)」
そうなんですね。ちなみに、何かお勧めのB級グルメってあったりするんですか?
「B級グルメですか。
この辺りでしたら、グリル小宝さんというのが、歩いて15分くらいであるんですけども、こちらのデミグラスソースが、コトコト煮て作ってまして、ハッシュドビーフがすごく美味しいです。
最近、結構人が行かれているので、並んでらっしゃたりするんですけども、玉ねぎ一杯のハッシュドビーフがお勧めです。
喫茶店みたいな場所なんですけど、洋食全般、美味しいですけど、ハンバーグとかエビフライとかグラタンとか。
グラタンになると、ちょっとB級グルメじゃない値段になってくるんですけど。(笑)」
お料理によって、値段もいろいろなんですね。
「けっこう、手の込んだものをされているので、カジュアルはカジュアルですけど、しっかりと美味しいものを出されている感じです。
そこがこの辺りですと一番お勧めですかね。
それと、懐石ですと、この辺りはお店も多いので、老舗の瓢亭さんという懐石のお店で、『瓢亭たまご』という美味しい卵も特徴的ですし、食べ物自体もけっこうキチンとした懐石のお料理を出されているところが多いので。」
やっぱり、そういう格式のあるお店はドレスコードがあったりとかするんでしょうね。
「あんまり言われないんですけど。
ただ、日本の方って、ある程度ちゃんと考えて行かれるじゃないですか。
外国の方とかは例えば、『靴下をはいてください』とか夏とかだと、『お座敷に上がるので、裸足のままだとちょっとマナーが』というようなことは、付け加えさせていただいたりはしますけども。
あと、『香水は付けすぎないでください』とか。
全身、香水をまとわれる方もいらっしゃるので、お店からも、ちょっとカウンターとか、特にお寿司屋さんとかだと、周りの方も迷惑となりますし、その辺りは、やんわりとお伝えしたりはしますけども。
お客様も知らないだけで、悪気があるわけじゃないので、それぞれの国で習慣が違ったりということで、お伝えしたりとか。
逆に、すごく張り切って、ピシーとして行かれる方とかもいらっしゃるんですけど、いやいや、そういうお店じゃないですという事もあったり。(笑)
海外の方とかでドレスアップが好きな方もいらして、『カジュアルなところで』というリクエストで、カジュアルなお店を案内したんですけど、すごくドレスアップされた方もいらっしゃいましたね。(笑)」
そうなんですね。(笑)
何かちょっと困った相談とかはなかったですか?
「困った相談は、キャンセルとかですかね。
予約してもすごく普通にキャンセルされる文化の方が多いので、最初にちゃんと説明しても、『やっぱり行きたくないから』とか、『おなかが減ってないからキャンセルしてください』と言われるんですけども、やっぱり、懐石とかも全部準備が整ってますし、困るところがあるので、最初に予約する時点で、懐石というのはどういうものかという説明をして、品によっては何日も前から仕込みをされていて、漬けたりとか熟成させたりとか、あるじゃないですか。
なので、『冷凍のお肉を冷凍庫から出してきて焼くんじゃない』という簡単な説明を嫌味じゃないように。
すごく準備に時間がかかるので、当日の予約ができないお店が多いのも、なぜかと言えば、仕込みが間に合わないからで、あなたたちのお料理を作るために仕入れをして、というのを理解してもらうように説明するのが、けっこう大変だなぁと思いますね。
それがないと、『そんなの別に、一人空いても別のお客さんが入ってくるでしょ』みたいな感じだったりするので、そうじゃないですと言っても、その時点になっては、もう『行きたくないものは行きたくない』モードになっているので。
それも、行きたいモードにこちらが持って行かないといけないので、そこで、やっぱり気持ちよく過ごしていただかないと意味がないので。
それと、お店の方も間に入っているので、みんなにも迷惑が掛からないようにっていうのは、すごく大変なところ、文化の違いって言うのは大変ですね。」
なるほどねぇ。本人は悪気がないんですものね。
「そうなんですよ。自分の国ではキャンセルも普通に事前に出来るっていう文化があれば、そうするのも悪いわけではない。
ただ、最初にそれを説明しなかったら、そうなってしまう可能性があって、聞いてないっていう事になるので。
最初に手配する時は、日本もちょっと最近は変わってきてますけど、予約したら、普通は基本的にそれを遂行するじゃないですか。
キャンセル前提で、取り敢えず予約、みたいなのは元々、日本の文化ではあまりない。
最近はちょっとネットとかもあるので、それはそれで、ネットとかだと全然良いと思うんですけど、やっぱり、ホテルを通してお願いして、キャンセルが続くとホテル全体として考えると、あそこはキャンセルが多いなと思われると、これから将来のお客様に迷惑がかかってしまうので、その辺りはキチンを理解していただくように一人の客様だけじゃなくて、全体のお客様のことを考えて、問題にならないようにさせていただくっていう事が、けっこう重視しているところにはなりますね。」
今は外国の方も来られないので、日本の方に来てもらって、どういう風に利用してもらいたいですか。
「そうですね。もう、本当に、今、それぞれ、感染対策を気にしてらっしゃる方とそうでない方というのがいらっしゃるので、どう過ごしたいかというところから、提案させていただくことが多いので、今は外にあまり出かけたくない方はホテル、先ほどお話しさせていただいたところを説明して、すべて楽しんでいただくようにするとか、施設をきちんとこちらでご案内するというのが、一つですね。
あとは、この周辺とか、それぞれの好みによって、最初にお話しした世界遺産、今だからどうですかとお話ししてみたら、『確かに」と仰っていただく方も多かったりするので、せっかくなので、私たちにお声掛けいただいて、というところで、どうお客様の要望を引き出しつつ、こちらから場所をご提案できるか。『ここをどうぞ』というよりはお客様次第という感じですね。(笑)」
そうですよね。(笑)
目的を持ってきている方もいらっしゃいますしね。
「そうなんですよ。そういう方にいきなり、『ここをどうぞ』というのも一方的になってしまいますし、こっちが主体になってしまってはダメだなと思っているので。
ただ、あまり決められない方もいらっしゃるので、そういった方には例えば、という感じでお出しして、ちょっとキーワードで反応があったようなところに対して、もう少し広げて行ったりとか、お話しながら進めて行くことが多いですね。
ただ、『今、何がお勧めですか?』と言われたら、普通に『平安神宮のお庭のお花が奇麗ですよ。』とかお伝えして、『あ、お庭良いですね。』となったら、そこから広げて行ったりとかって言うのはありますね。
全部、ヒアリングから入るわけではないです。
なかなか、その辺が難しいところですね。(笑)」
そうですよね。人それぞれ、興味とかも違いますものね。これから、また、忙しくなってくると一人一人に時間を取って、というのも難しくなってくるかもしれませんよね。
「ねぇ。でも、コンシェルジュの役割というのが、基本、お客様に寄り添ってご要望をお伺いして、提案するということなので、ちょっと、お待ちいただくということはあるかもしれないですけども、基本的にご相談はお受けできるので、ご遠慮なしで。
これから、お客様が沢山戻ってきていただいて、相談していただく方が増えれば、私たちも人数を増やせばいいだけなので。(笑)」
なるほど、人数を増やせればいいですね。(笑)
お庭というのは7階と5階にあるんですか。
「7階と5階とあとは屋上庭園ですね。
7階と5階はつながってるんですけど、葵殿で宴会があるときは閉じたりとか、メンテナンスの時は閉じたりとかはしています。」
お庭はやはり、モミジとか桜の時期が一番ですか?
「そうですね。佳水園もモミジがありますし、今は新緑が奇麗です。」
モミジの時期って結構混むでしょう?
「混みますね。宿泊は秋が日本人の方には人気なので、週末とか、連休とかはたくさんの方が来られますね。
ホテルの数が最近増えているので、どれくらいお戻りいただくかは、ちょっとわからないんですけども。
ホテルの数が少ない時は、京都市中のホテルが取れなくて、滋賀県とか大阪とか、皆さん泊まりに行ったりしてました。」
最近は、京都もホテルの建築ラッシュですもんね。
「大型のホテルはもちろん、把握はしてるんですけど、小さなホテルも増えていて、最近は宿泊特化型のホテルも増えていますね。
ビジネスホテルではなく、もう少し良いランクだけど、シンプルにチェックインして、お部屋にどうぞみたいな。
資料がロビーに一杯置いてある、みたいなところとかが、すごく多いですね。
今って、コミュニケーションをあまり取りたがらない方もいらっしゃるので、全部、ネットとか、アプリとか口コミとかでプランを組んでいらっしゃる方とかも、多いみたいですね。」
このホテルとしては、昔ながらのというか、コミュニケーションをとっていくタイプなんですね。
「はい、すべてフルサービスというか。
なので、あまり資料とかを置いてという感じではなくて、お話しさせていただいて、それぞれに合ったものをご提供させていただくというのを、主にさせていただいています。」
そうですね。このロビーを歩いていると、声をかけてくださいますものね。
「なので、それを心地よいと思ってくださる方が多いですね。
レストランでしたり、宴会のご用事であったり、ご友人を訪ねていらっしゃったり、ご宿泊であったりとか、いろんなご用事でお越しいただくので。
入って来られた時に、知ってらっしゃる方はサッといらっしゃるんですけども、そうではない方には入口に誰かがいて、『いかがなさいましたか』とか『本日はお食事ですか』とか、お声掛けをさせていただいて、ご案内しています。」
このホテルは、他のホテルとは違うというアピールポイントがあれば、どうぞ。
「そうですね。先ほどと被るかもしれないんですけども、やっぱり、スパ施設というのが新しくオープンしたので、温泉を楽しみにホテルの中でお過ごしいただくことを重視して来ていただけることが、他のホテルとは異なるところかなと。
ホテルの中で楽しんでいただく充実したものがお庭も含めてたくさんあります。
私たちが何かあれば、外のアクティビティですとか、観光のこととかもそれぞれ、プランにあったものをご提案させていただきます。
私も自分でけっこう他のホテルにも泊まりますし、自分がお客さんになってみて、その立場でどんな感じで楽しめるかというのを趣味でもありますし、仕事の勉強の一環としてでもあるんですけど、けっこう他のスタッフも多いです。
他のホテルに泊まって、お客さんになってみて、どんな感じだというのを体験してみて。
ずっと同じことをしてると、こっち側の立場でしか物を見られなくなるので、そうではなくて、自分もお客様として、ちょっとここがこうとか、すごいサービスが良かったとか、ここはすごく冷たかったとかいうのを客観的に、自分がそうならないようにというのを、心がけるというのは私も含め、たくさんのスタッフがしています。」
最近、特に何か感じたことはありますか。
「名前は出さないですけど、シンプルなホテルで、ものすごくシンプルなんですけど、道の駅とかにできたホテルが、なぜ、道の駅に造るのかわからなかったんです。
誰が泊まるんだろうと思ってたんですけど、実際に車でちょっと旅行した時に、ちょっと遠くまで行くのが、一日でその車で往復するのはしんどいけど、そこまで行って、一泊して帰ってくるんだったらいいなっていうときに、道の駅だったら、泊まってすぐに高速に乗れたので、『あ、こんな使い方ができるんだ』って。
しかもその時は、本当にただ泊まれれば良かったので、すごく値段も安いし、シンプルでサービスも全くいらなかったので、ただ、新しいので清潔感もあるし、最低限のものは全部そろっているので、こういうところで、すごく小さな安いホテルですけども、大満足でした。
良いホテルで言うと、新しくオープンしたラグジュアリなホテルではやっぱり、お客様に声掛けをするというところをすごく重視しているというのが、声をかけてもらったらこんな感じなんだなっていうのを自分でも体験して、ただ、何回くらいが良いかなと言うのがあったりとか。
リクエストしていたものが、『美味しいところを教えてください』という、調べれば自分でもわかるところが、また、全く違う場所だったので、だいたい条件をお伝えしておいて、『予算と地元の美味しいお酒が飲めて、和食で友人と行くので』と、構成とかお伝えして、『3店舗くらい教えていただければ』という風に伝えたら、それを準備してくれたので、その中から選ぶというのは中々。
今はいろんな情報がありますけど、自分で探すというのは情報がありすぎてわからないので、地元の人に聞くと一番かなと思って、聞いたところがすごく美味しかったので、そういうのも、自分が使ってみて、良いなと思ったのも体験ですし、サービスのある所の良さと、ないところの良さっていうのを経験できたのは、今後も続けていきたいなと。」
ちょっと個人的なことになるかもしれないんですけど、加藤さんは自分からコンシェルジュを希望されたんですか?
「そうです。」
なぜ、コンシェルジュになろうと思ったのか理由とかあれば、お聞きしても大丈夫ですか?
「元々、大学を卒業して、メキシコに行きまして、メキシコで5年間、ホテルで働いてたんですカンクンというビーチリゾートで働いていて、帰ってきて、ホテルで続けようと思ったので、フロントに入ったんですけど、フロントの方がホテルの全部のことがわかるので。
京都はすごくたくさんのことがあり過ぎるので、コンシェルジュなんて絶対に出来ないと思ってたんですね。
歴史的にも古いし、お寺もたくさんあるし、食べ物屋さんもたくさんあるし、絶対自分にはできないと思って、フロントに入ったんですけど、フロントの仕事って、けっこう同じことの繰り返しなのが、たまたま、2、3日、コンシェルジュに交換でトレーニングがあった時に、やっぱりそれぞれの人に、全然違うアドバイスができるってすごく楽しいなと思って、希望を出して聞いてもらった感じです。
なので、いまだに勉強がエンドレスという感じです。
お寺も四季で全然違いますし、例えば、一回、南禅寺に行ったから何でも知ってますじゃなくて、それぞれの四季で全然違う感じがあったりとかっていうのが、もう、一生勉強っていう感じで。
ご飯屋さんもそうですし、あと、美術館とか街歩きとか、やれることがたくさんあるので、それこそ、今は生活に染み込んでいるっていう、私生活でも普通にここに行きたい、というのがずっと詰まっているのが楽しかったり、お客様に還元できるので。
雰囲気とかもやっぱり、ネットでホームページを見るのでは、絶対にわからないので、行ってみたときの空気とかをお伝えできるように、自分で現地に足を運ぶというのをずっとし続けられるのが楽しいし、それを還元できるのがすごく充実している仕事だと思っています。」
なるほど。やっぱり、メキシコと日本では違いますか?
「全然違いますね。向こうは、でも、簡単だったので。
皆さん、ゆっくりしにビーチに来られているので、そのオプションにツアーに行きたいですとか、ご飯はどこがありますかとかいう位なので。
あとは、マリンスポーツとくらいなので、そんなに奥深くはなかったですけど。簡単でした。(笑)」
メキシコは日本人相手だったんですかね?
「日本人の方を中心だったんですけども、でも、世界中からいらっしゃるので、普通にフロントの一員として働いてたんですけど。」
それじゃ、語学も堪能なんですね。
「スペイン語を大学で専攻していたので、スペイン語の方が英語よりは得意ですね。」
それじゃ、そこで培われた会話力とかが、今でも活かされてるんでしょうね。
「けっこう世界中からいらっしゃってるビーチリゾートで、ホテルも結構いいところだったので、世界各国の方のクセとか特徴とかは、すごく学ぶことができました。
なので、そちらでも勤務経験があったので、外国人の方の気持ちがすごくわかるというか、先ほどのキャンセルの話もそうですけど、メキシコ人なんて、時間にはまず行かないですし。(笑)」
そうなんですか。(笑)
「そうなんです。2時間遅れとか平気なので、『時間に行ってください』と言いますけど、『6時に懐石ですよ』と言っても「あ、6時くらいに行けばいいんだろ。』という方もいらっしゃいますけど、そういう文化がわかってるから導けるところとか。
その人達が悪いんじゃなくて、そういう文化で育ってきたからそうなんだというのが、わかっているので、そういう意味では、世界のいろんなことを知ることができるので、良かったのかなと。」
なるほどね。いろんな経験があればこそですね。
ここは、サービスエキスプレスのボタン一つで、応答してるんですよね。
「はい。サービスエキスプレスはオペレーターなんですけども、そちらから適した場所にお繋ぎしたりとか、答えられることはオペレーターがお答えできるように、そのオペレーターも普通に電話につなぐよりは、わりとお答えできることが多いです。
なので、電話にボタンがたくさんあると、どこを押していいかわからないという事がないので、シンプルですごく良いと思っています。」
確かに、どこにかけて良いか悩まなくて良いですね。
他に何かお伝えしたいことはあったりしますか?
「いや、もう、ずいぶん沢山いろいろお伝えしてしまったので、逆に、整理しきれていないところがありますけど、先ほどお伝えしたこのホテルのいいところを見に、皆さんいらしてください。
せっかくなので、海外に行かれる機会になってしまったら、外に行かれる方も多いと思いますけど、今は、本当に近くの良いところというところで、ぜひ、来ていただければ、外の案内も含めてできますので、コンシェルジュを頼っていただければと思います。敷居は高くないので。(笑)」
お忙しいところ、ありがとうございました。
2021年7月
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑥ 客室ショールーム編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑥ 客室ショールーム編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋、朝食、その他の設備、館内見学ツアーについてレポートしましたね。
今回はご厚意により、予約の入っていない、いろんなタイプのお部屋を見せていただきましたので、その様子をレポートしようと思います。
デラックスツイン 平城京ビュー
デラックスタイプのお部屋で、ベッドはツインのお部屋とキングのお部屋があるようです。
このお部屋にはバルコニーが付いています。
ここから見る景色も、なかなか趣がありますね。
ちょっと映っていませんが、平城京ビューなので、ここから平城京が見えるんだと思います。
ラグジュアリスイート 平城京ビュー
コンセプトルーム
ラグジュアリースイートの平安京ビューは、ダブルベッドのお部屋でした。
この空間は変わってますよね。
ベッドにもなるし、ソファーにもなるし、いろんな使い方が出来そうです。
ラグジュアリースイートというだけあって、広いですね。
さっきのお部屋とは別に、こちらも落ち着いた居室で、ゆったりできそうです。
お風呂も大きな作りになっていますね。
洗い場が別でもスペースが十分です。
ジュニアスイート 西向き
ジュニアスイートのお部屋は、ダブルベッドとキングベッドのタイプがあるそうです。
ジュニアスイートでも、十分なお部屋の空間がありますよね。
丸いテーブルとか、いろんなところに曲線が使われているのが、村野藤吾氏らしい感じがしますね。
お風呂も洗い場が独立したタイプになっていますよ。
数寄屋風別館 「佳水園」
東山1 Higashiyama
佳水園のお部屋も見学させていただきました。
洗面台はシンクが二つありますね。
お風呂もこの曲線が、ちょっと趣がありますよね。
そして、お風呂の椅子はやっぱり木製ですよね。
和の中にも洋を取り入れたような、居心地の良さそうな空間ですね。
バースペースもお洒落な感じになっていますね。
ちなみに、ワインの隣の青いボトルはお水ですよ。
隠れ家的な書斎っぽくて、リモートワークにも向いているかも。
川端先生もここで何か書き上げたのかも。
寝室はベッドでしたが、畳の間でしたよ。
日本人にも落ち着いた空間ですが、外国の方にも日本情緒があって、喜ばれそうですね。
雪2 Yuki
このお部屋は、先ほどの「東山」とはまた、一味違ったデザインになってますよ。
この空間も木の暖かさが感じられ、いろんな使い方が出来そうですね。
洗面所はこちらもシンクが二つありますね。
「雪2」のお風呂は「東山2」とは、また、違ったデザインです。
湯船に段差があるのが良いですね。
「雪2」の寝室はダブルベッドでした。
この和室も趣があって素敵ですね。
お茶を入れて、ほっと一息入れたくなりますね。
佳水園のお部屋は12室だそうですが、いろんな趣向があって、それぞれの良さがありますので、お気に入りが見つかると良いですね。
ウェスティン都ホテル京都の客室情報
デラックス ツイン または キング
京都の夏の風物詩である「川床」をイメージしたカーペットや、梅の花を模したスツールなど、東山の自然をイメージとしたデザインを採用。独立した洗い場付きのバスルームで、ゆったりとお寛ぎいただけます。
デラックス平安京ビュー ツイン または キング
シャンパンゴールドの金物と、R形状の家具や内装のディテールで居心地の良い空間に。ナイトランプはレトロガラスを模した照明にする等、レトロモダンな雰囲気のなか、リラックスしたひと時をお過ごしいただけます。お部屋の窓からは、東山の雄大な自然や美しい街並みが広がる景色をお楽しみください。
ジュニアスイート 2ダブルベッド または 1キングベッド
日本を代表する建築家・村野藤吾氏の優美さや曲線美をインテリア等で表現し、エレガントモダンな空間を演出。語らいを楽しめるリビングスペースと、心地よくおやすみいただけるベッドスペースを設けたスイートのお部屋。独立した洗い場付きのバスルームが、一日の旅の疲れを癒します。
ジュニアスイート平安京ビュー 2ダブルベッド または 1キングベッド
広々としたリビングスペースとベッドスペースの窓からは、美しい古都の景色を眺めていただけます。日常の喧騒から離れ、心やすらぐ時をお過ごしください。
ラグジュアリースイート 2ダブルベッド または 1キングベッド
お部屋はリビングルームとベッドルームに分かれており、落ちつきのある空間に。都心近くとは思えない静けさとやすらぎのなかで、優雅なひと時をお約束いたします。
ラグジュアリースイート平安京ビュー 2ダブルベッド
四季折々の美しい東山の自然や、南禅寺や平安神宮などの名所旧跡が点在する古都の街並みをお楽しみいただけます。古都の風情とともに、心休まるひとときをご満喫ください。
ラグジュアリースイート ジャパニーズ
広々とした洋室(81平米)と、ゆったりくつろげる和室(8畳)に分かれた和洋折衷のスイートルーム。洋間には、「雲の上の寝心地」を追求した“ヘブンリーベッド”を2台設置しております。
3~4名様で利用される場合は、ウェスティン都ホテル京都オリジナル“ヘブンリーふとん”を和室にご用
2ベッドルームスイート 1キングベッド&2シングルベッド
キングベッド1台のベッドスペースと、シングルベッド2台のベッドスペースを備えた、スイートルーム。最大4名様でご利用いただけます。
ご家族やご友人とくつろぎのひとときをお過ごしください。
数寄屋風別館 「佳水園」
数寄屋風別館「佳水園」が、2020年7月17日にリニューアルオープンします。村野藤吾氏の設計による、華頂山に続く高低差のある地形を生かした美しくリズミカルな外観や、渡り廊下・ロビーなどの内部デザインは継承しつつ、客室面積を広げることでゆとりと心地よさの向上を図りました。天然温泉を各部屋のお風呂に引き込んでおり、客室にて天然温泉が楽しめるぜいたくなくつろぎの空間をご提供します。
2020年7月17日(金)リニューアルオープン
今回のリニューアルでは、村野藤吾の設計による、華頂山に続く高低差のある地形を生かした美しくリズミカルな外観や渡り廊下・ロビーなどの内部デザインは承継し、2室を1室にするなど客席面積を広げることで、ゆとりと心地よさの向上を図りました。さらに、各部屋のお風呂には天然温泉を引き込み、ぜいたくなくつろぎの時間と空間をご提供いたします。
ロビーには、ゆったりとしたソファで、コーヒーや紅茶などとご一緒に村野氏や京都の文化に関連する書籍をお楽しみいただける、宿泊のお客さま専用の「ライブラリー」を新設しました。
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑤ 館内見学ツアー編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記⑤ 館内ツアー編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋、クラブラウンジ、朝食レストラン、その他の設備についてレポートしましたね。
ウェスティン都ホテル京都では、いろんなアクティビティが開催されていますが、今回は週末だけ開催されている、ホテルの館内見学ツアーに参加しましたので、その時にお伺いしたホテルの歴史などについて、レポートしようと思います。
館内見学ツアー
ウェスティン都ホテル京都の 館内見学ツアーの受付と、待合室はこの奥になっています。
朝の早い時間だったので、誰もいませんでしたが、とても広々とした空間でした。
都ギャラリー
ウェスティン都ホテル京都の2階に都ギャラリーが開設されていて、誰でも自由に見学することができますよ。
この都ギャラリーでは、ウェスティン都ホテル京都の130年の歴史の一部を垣間見ることが出来ます。
琵琶湖疎水の開通式に合わせて、1890年(明治23年)にこのウェスティン都ホテル京都の場所に吉水園が開園されました。
昭和11年3月当時の都ホテルの全景。
まだ、小規模だったころのホテルの全景ですね。
ここから、徐々に拡張していって、今の姿になっていますが、まだまだ、これからも拡張していくのかもしれませんね。
歴史的なポートレートや記念の品々が展示されています。
エリザベス女王のお弁当メニューやチャールズ皇太子、ダイアナ妃のポートレート、レセプションメニューカードもありました。
ポートレートはティーラウンジ「MAYFAIR」の前にたくさん飾られていますよ。
『ラストエンペラー』として知られる、愛新覚羅 溥儀皇帝陛下が使用された茶器だそうです。
VIP専用の茶器はなんだか格式を感じますね。
どういった場所で使用されたのか、思いを馳せながら見学してみるのも良いですね。
葵殿
日本国内だけでなく、海外からも多くのVIPに使用されてきた会場だそうです。
京都市文化財に登録された庭園と、古都・東山の山並みを窓から望むことができますよ。
京の三大祭の葵祭、祇園祭、時代祭りをモチーフにしたステンドグラスや折上格天井が、雅な空間を演出していますね。
抜けている2枚のステンドグラスは、今もまだ行方不明だそうです。
葵殿の入り口には、絵画がありました。
葵殿庭園
先ほど、葵殿から見たこの葵殿庭園は回遊式庭園で、中を歩いて散策することができますよ。
5階の葵殿庭園から7階の佳水園まで、自由に歩いて散策することができます。
いろんなところに、京都らしい情緒があって良いですね。
かなり高低差のある庭園ですね。
この庭は、京都の庭師・七代目小川治兵衛氏による作庭で、急斜面の自然地形を活かしてデザインされた、この「雲井の滝」と呼ばれる三段の滝が有名らしいです。
しばらく庭園の様子をお楽しみください。
この階段を上ると佳水園へたどり着きます。
お疲れさまでした。
佳水園庭園
佳水園庭園は7代目小川治兵衛氏の長男 白楊氏により、大正14年に作庭されたそうです。
琵琶湖疏水の水を引き入れて、見事な滝を創出していますね。
紅葉の頃が一段と映えそうです。
佳水園「白砂の中庭」
佳水園「白砂の中庭」は、佳水園を設計した村野藤吾氏によってデザインされたそうです。
自然の岩盤を主体とした、小川白楊氏による庭園をそのまま取り込み、緑で表現された瓢箪と杯は、岩盤から流れる滝の水をお酒に見立てているそうです。
ウェスティン都ホテル京都のアクティビティ
【宿泊ゲスト限定プログラム】Activity
ウェスティン都ホテル京都では、ホテルでの滞在時間をより豊かに、心安らぐお時間をお過ごしいただけるアクティビティをご案内いたします。
ウェスティンホテル&リゾートは、ウェルビーイングを構成する6つの柱、Sleep Well、Eat Well、Move Well、Feel Well、Work Well、Play Wellに基づき、ゲストが旅行中に旅の疲れを乗り越え最高の自分に出会えるよう、様々なプログラムやサービスを提供しています。
ご宿泊のお客様に、ヨガ体験をはじめ京都の文化・歴史にも触れていただくことで心身ともに健康になるご滞在を提案いたします。
野鳥の森 探鳥路
ホテルの裏山・華頂山一体に位置する、バードウォッチングや森林浴が気軽にお楽しみいただける散策コース。
市街地近くにありながら自然を身近に味わえ、約50種類の野鳥の生態に加え、春は桜、夏の蝉時雨、秋は紅葉、冬の森閑とした森の表情などを四季折々をお楽しみいただけます。
館内ツアー
日本庭園や屋上庭園などの館内の施設や美術品、調度品を、ホテルスタッフが詳しく説明しながらご案内いたします。
1890年の創業以来、ウェスティン都ホテル京都は長い歴史を積み重ね、国賓ホテルとして築き上げてきた歴史と伝統を、ぜひ皆様にご覧いただきたいという思いから、展示スペース「都ギャラリー」を 2020 年 10 月 25 日に オープンいたしました。
都ギャラリー開設にあわせ、ホテル館内ツアーをご宿泊のお客様向けに実施しております。
ヨガ
旅先でもウェルビーイング(well-being)
京都の街並みを一望できる屋上庭園での朝ヨガや客室でのプライベートレッスンをお楽しみいただけます。東山の豊かな自然で心と身体の緊張がほぐれ、リラックスできます。インストラクターが丁寧にお伝えいたしますので、初心者の方でもご安心ください。
日本庭園めぐり
ホテル内だけではなく、ホテル周辺の美しい庭園をガイドがご案内
京都の名庭を数多く手がけた庭師、七代目小川治兵衛の傑作庭園をめぐる体験として庭園コンシェルジュガイドによる歴史や庭の見方を交えたガイドをごゆっくりお楽しみいただきます。ホテル内にある彼の晩年の技が集結した日本庭園「佳水園庭園」と「葵殿庭園」(京都市文化財(名勝))をご鑑賞いただき、その後、出世作と名高い無鄰菴(国指定名勝)をご案内いたします。また、金戒光明寺の「大方丈」や非公開庭園「紫雲の庭」を散策いただけます。
茶道
ホテル敷地内に佇む閑静な茶室「可楽庵」で、日本の伝統文化であるお茶席体験。
茶道裏千家名誉師範の多門宗粒氏よりお茶席を心から楽しんでいただくためのお作法を学んでいただけます。茶道体験を通して、日本文化の魅力を発見。初心者の方でも気軽にご体験いただけます。
創業からまもなく300 年を迎える松井酒造。東山三十六峰と鴨川に囲まれた自然豊かな酒蔵は、京都の町中で手間をかけ、丁寧で、きめ細やかな酒造りを続ける最古の蔵。蔵見学とお酒のテイスティングをお楽しみください。
高級着物レンタル
本物の贅沢
伝統的な着物から、モードで斬新な最先端の着物までご用意しております。是非、本物の色、柄、質感に触れてみてください。客室での着付け、プライベートフォトカメラマンのお手配も別途料金にてお承りいたします。
匂い香づくり
香りの思い出をつくろう
今から300年ほど前、京都に創業した松栄堂。京都本店2階にある製造現場の「香房」見学、およびオリジナルの香りを調合できる匂い香づくりを体験いただけます。ぜひこの機会に、香りの思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
石臼で抹茶つくり体験
宇治茶の心をじかに感じていただける体験を、伝統を守り育てる工房で。
老舗 福寿園 宇治茶工房にて抹茶の原料である碾茶を石臼で挽いて、まずは挽きたての抹茶で濃茶をお召し上りいただき、さらにバニラアイスにかけて贅沢なオリジナル濃茶アフォガートを楽しんでいただけます。また、1階にある昔の製茶機械や手もみ茶道具を展示している資料館をガイド付きでご見学いただけます。
お茶の講座
日本茶は知れば、もっとおいしくなる
お茶は種類やいれ方によって異なる味わいになります。おいしいお茶をいれるには、茶葉の量・お湯の温度・抽出時間などいくつかのポイントがあります。玉露や煎茶をいれるコツなどを日本茶インストラクターがお教えします。是非お茶の奥深さに触れてください
日本庭園
文化財をホテルで楽しむ。
京都市文化財(名勝)に登録されている小川治兵衛氏 及び 小川白楊氏作庭の庭園など数々の庭園がございます。
■葵殿庭園
基本情報
京都の庭師 七代目小川治兵衛による回遊式庭園
葵殿庭園は葵殿の南斜面にひろがり、三段の滝で構成された雄大な回遊式庭園です。
この庭は、日本の近代庭園の先覚者として有名な、京都の庭師・七代目小川治兵衛(万延元年~昭和8年)によって、昭和8年に作庭されました。
池や流れを「沢飛び」で渡る手法、琵琶湖西岸から疏水船で運ばれてきた縞模様のはっきりした守山石の配置などに特徴が見られます。殊に、急斜面の自然地形を活かしてデザインされた「雲井の滝」と呼ばれる三段の滝は、小川治兵衛の作品の中でも傑作といわれています。葵殿の改築(平成4年10月竣工)にあたり復元整備されたが、当ホテルの長い歴史と豊かな文化・自然環境を表すシンボル的な存在です。
場所 5F
■佳水園庭園
基本情報
7代目小川治兵衛の長男、白楊(はくよう)による自然の岩盤を主体とした庭園
近代造園の先覚者として知られる造園家、7代目小川治兵衛の長男 白楊により、大正14年(1925年)に作庭されました。特に石造物の扱いを得意とし、琵琶湖疏水の水を引き入れて見事な滝を創出しました。
場所 7F
■佳水園「白砂の中庭」
基本情報
建築家 村野藤吾デザインの中庭
昭和34年(1959年)、佳水園を設計した村野藤吾は、醍醐寺三宝院の庭を模して白砂敷きの中庭をデザインしました。自然の岩盤を主体とした小川白楊による庭園をそのまま取り込み、緑で表現された瓢箪と杯は、岩盤から流れる滝の水をお酒に見立てています。
場所 7F
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記④ 設備編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記④ 設備編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋、クラブラウンジ、朝食レストランについてレポートしましたね。
今回はウェスティン都ホテル京都のホテルの設備について、レポートしようと思います。
WESTIN WORKOUT フィットネススタジオ
ウェスティン都ホテル京都には、3階にWESTIN WORKOUT フィットネススタジオがあり、宿泊者であれば、誰でも無料で利用できますよ。
トレーニングマシンやプール、ジャグジー、サウナなど宿泊中は、無料で利用可能ですよ。
今はコロナの影響により、営業時間が変更になっているので、注意してくださいね。
ジムエリアには各種のトレーニングマシンやウェイト、ストレッチエリアもありますよ。
プールエリアには、20メートルプールが4コースあります。
夏の間は野外プールも営業していますよ。
スパ「華頂」
ウェスティン都ホテル京都には、2021年4月にリニューアルしてから天然温泉がオープンしました。
長らくリニューアル工事が続いていましたが、2021年の4月に天然温泉「京都けあげ温泉」として、待望のオープンとなりました。
新しく作られたため、設備はとても奇麗です。
屋根のある半露天風呂って変わってますけど、とても開放的で、全天候型なので雨が降っても安心ですね。
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内風呂も丸い曲線が美しい、ゆったりとした作りになっていますね。
湯船から洗い場が見えないというのも、特徴的な作りですね。
あと、ジャグジーとサウナもありますよ。
数寄屋風別館「佳水園」
ウェスティン都ホテル京都には、別館としてホテルとは趣を異にした旅館風の「佳水園」があります。
この「佳水園」も2020年7月にリニューアルオープンしました。
今回のリニューアルは、村野藤吾氏の設計によるもので、内部デザインは承継しつつも、2室を1室にするなど客席面積を広げ、お部屋のお風呂も天然温泉を引き込んだそうです。
新しい中にも伝統が感じられますね。
オリジナルのお香やお茶、箸置きなどを購入することもできますよ。
この書は川端康成氏によるもので、なかなかの達筆ですが、『雨過如山洗』と書いてあるそうです。
『雨過ぎて山洗うが如し』
ここで、川端康成氏は何を考えて過ごしていたのか、ここで、自分とゆっくりと向き合ってみるのも良いかもしれませんね。
ロビーからお庭が見えますよ。
このガラスも一部、当時のものを使っているそうで、良く見ると少し歪んで見えるのがわかります。
また、木の枠も使えるところは、そのまま使用しているそうで、良く見ると継ぎはぎのようなところがありますが、そういうところにも歴史を感じますね。
岩肌から流れる琵琶湖からの水を、おチョコとヒョウタンの徳利で受けるというお庭のデザインだそうです。
このヒョウタンは「佳水園」のシンボルとして、いろんなところに書かれていますので、探してみてくださいね。
雨の日にだけ見られる、この雨樋の鎖樋を伝う雨もよくデザインされていて、見ていて飽きませんよ。
動画でお見せ出来ないのが残念ですが。
ウェスティン都ホテル京都は、歴史が古く、まだまだ、見所が多いので、続きは次回にしようと思います。
SPA「華頂」
敷地内で掘削した天然温泉を利用し、敷地面積2100㎡を誇る京都最大級のスパが誕生
2021年4月6日(火)オープン
130周年を記念に始まった大規模リニューアル工事の締めくくりとして、天然温泉を使用したスパ施設が完成しました。華頂山や琵琶湖疏水との調和をコンセプトに、水路閣をイメージしたデザインをあしらい、華頂山に続く庭園と一体となる半露天風呂を配し自然豊かな寛ぎの空間となりました。ホテルの敷地内から掘削された天然温泉「京都けあげ温泉」は、疲労回復や冷え性等にも効用があり、お風呂は男女ともに半露天風呂と内湯、ジャクジー、サウナもご準備しております。天然温泉のほどよい温かさと自然豊かな環境ならではの心地よさを体験ください。京都最大級の施設規模でゆったりとしたウェルネスの世界へご案内いたします。
ホテルコンセプト「The Queen of Elegance」に相応しい優雅で気品のある佇まいと、この立地周辺の華頂山や琵琶湖疏水との調和を大切に、ここにしかない温浴施設が設計されました。
半露天風呂の特徴的なアーチは、洗練さや格式を感じられる優雅なデザインで、ホテルの歴史を想起させるとともに、琵琶湖疏水を代表する水路閣のモチーフとかさなります。水路閣は単なる土木的構造物を超えて、優雅で洗練された美しさと自然の恩恵を感じられる近代の遺産であり、温浴場ではその優雅さをホテルの歴史的な象徴としています。
また、スパ全体としては村野藤吾の柔らかなフォルムがオマージュされ、至るところに曲線美や水の流れを感じる不定形なフォルムが使用されています。このホテルから眺める山の稜線とその上に浮かぶ月や星をモチーフとしたアートや、もみじの初夏と秋の美しい色彩を使用し、ホテルが建設された当時の東山の先駆的な洋風デザインと和のミックスされたウェスティン都ホテル京都ならではの空間でお寛ぎいただけます。
半露天風呂
男性内湯・女性内湯それぞれに半露天風呂がございます。
浴槽はその先にある池と一体となり、滝の音を聞きながら入浴できます。水路閣をイメージした壁面があり、東山の歴史や自然を間近で感じてゆっくりとご堪能ください。
男性内湯
天井高の高さを活かし、大胆な曲線と大きな窓、半露天とつながる大きな開口部で開放感と幻想的世界を演出。窓からは外光が差し込み、明るい内湯です。半露天風呂前の廊下の先に、大小2つの浴槽、ジャグジー、ドライサウナがあります。
女性内湯
女性の内湯も、村野藤吾の柔らかな曲線美を意識し取り入れられています。窓はなく、空からの光をイメージし折り上げ天井からのライトで空に輝く星のきらめきを演出しています。
また、浴槽から洗い場が目に入らないようにし、それぞれのスペースで落ち着いてお過ごしいただけるよう工夫しております。
お風呂は、大小2つの浴槽、ジャグジー、スチームサウナがあり、階段を上がると半露天風呂に繋がっています。
サウナ
男性風呂にはドライサウナ、女性風呂にはスチームサウナがございます。
温泉概要
源泉名 京都けあげ温泉
浴用の適応症
筋肉もしくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復、疲労回復、健康増進等
スパ「華頂」ご利用案内
営業時間 6:30~23:00
最終入場 22:00
受付場所 6階
受付をお済ませいただいた後、5階ロッカーをご利用いただきます
ご利用いただける方
ご宿泊のお客様とフィットネスクラブ「トロピクス」会員様
4歳以上のお子様はご利用いただけます。
12歳未満のお子様は18歳以上の保護者の同伴をお願いしております。
7歳以上のお子様の混浴はお断りしております。
刺青(タトゥー)のある方はご入場いただけません。
お客様の健康と安全の為、食事の直前・直後及び飲酒後のご利用はお控えください。
SPAトリートメント「Le Jardin Sothys」
スパに併設するリトリートサロン「Le Jardin Sothys」はフランスSOTHYS社のルーツに繋がる自社の〔植物園=Jardin〕から着想を得て、草木に包まれた心安らぐ癒しの空間が広がります。
自然との融合をコンセプトに、植物に秘められたエナジーを身体に取り込むことで、大地の恵みを生かしたスパリチュアルを展開。豊富な知識と一流の技術を極めたセラピストが温泉浴、スパトリートメント、指圧、お灸、瞑想に至るまで多彩なメニューから最適なヒーリングスパプログラムをご提案いたします。現代の”湯治”ともいうべき、美と健康の養生、そして心の回復を目的としたSPA journeyをご体験いただけます。
施設
トリートメントだけではなく、ドライマッサージや鍼灸などもご提供する、今までにない施設。
温泉の効能と相まって血行を促進、リラクゼーション効果をさらに高めます。
ペアルームを含む、施術室は大小5室ございます。
自然とのつながり
フランスコレーズ地方オーリアックに位置する、約74ヘクタールにわたる広大な自然豊かな自社ガーデンに、ソティス社の基礎研究開発機関があります。植物に秘められたエネルギーを最大限ひきだし、自然との調和を考慮した、“命ある美しい地球の未来”のための、ソティス社グリーンケミストリー取り組みの拠点です。
「Le Jardin Sothys」ご利用案内
営業時間 11:00~20:00
事前のご予約をお勧めしております。
現在通院中や持病のある方、またご妊娠中の方は、トリートメントをお受け頂けない場合がございますので、サロンまでご相談ください。
トリートメント直前・直後のアルコール類の摂取はお控え頂きますようお願い申し上げます。お預けいただいたお荷物は京都駅でお受け取りいただけます。
WESTIN WORKOUT フィットネススタジオ
旅行中は体調管理が難しいもの。
ウェスティンは独自のウェルネスプログラムをご用意し、高揚感を回復するお手伝いをいたします。
【営業時間】
13:00~21:00(最終入場 20:00)
※7/16~プールエリア(屋内/屋外)のみ9:00~12:00(土日祝8:00~12:00)も営業いたします
【場所】
3階 ※受付は6階 SPA「華頂」
~お知らせ~
当ホテルでは、新型コロナウイルスの感染拡大の予防策を講じておりますが、お客様の安全を第一に考慮した結果、当面の間、内容を変更して営業しております。
ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。
■営業時間の変更
■感染症拡大対応ガイドラインによる対応基準の遵守
・施設入場時の体調確認と検温の実施
・サウナの休止 および一部備品等の使用休止
・タオル類の貸出変更
・対面での指導中止
・マスクの着用とこまめな手洗い・消毒の励行
・ソーシャルディスタンス遵守のため、入場制限を実施しているのでお待ち頂く場合がございます
2019年10月にリニューアルいたしました。
ジムエリアの面積を拡大し、設備も新たに導入しました。
ご宿泊のお客様は無料でご利用いただけ、ジムエリアは24時間いつでもご利用いただけます(※当面の間、ご利用は13:00~21:00までとさせていただきます)
スイミングプール(屋内20m×4コース)、各種マシーン、屋外プール(夏季限定)、サウナ、ジャグジー、シャワールームがございます。(※当面の間、サウナはご利用いただけません)
屋内プール
20m×4コース / 水深110㎝
自然の陽光があふれるなかで快適なスイミングをお楽しみいただけます
ジャグジー
絶え間なく噴射されてる細かな気泡が、疲れた筋肉をほぐし、心身ともに快適にします
ジム
有酸素運動マシン : トレッドミル、クロストレーナー、リカンベントバイク、アップライトバイク
筋力トレーニングマシン : チェストプレス、ショルダープレス、ラットプルダウン、レッグカール、レッグエクステンション、シーテッドロウ、トライセプスプレス、ペクトラルフライ、リアデルトイド、腹筋台、デュアルアジャスタブルプーリー(1台で全身のトレーニングが可能)
その他 : ダンベル、ケトルベル、バランスボール、バランスディスク、レジスタンスバンド、縄跳び、ストレッチポール、ストレッチマット
ロッカールーム
ロッカー、シャワールーム、ドライサウナに加え、泳いだ後のお肌のお手入れやメイクアップ、ヘアケアのための専用パウダールームもご用意しています
一部ご利用いただけない施設がございます
20mある広々とした室内プール
施設のご利用はご宿泊のお客様限定とさせていただいております
プール、ジャグジー、サウナのご利用については、4歳以上のお子様はご利用いただけます
(12歳未満のお客様は、18歳以上の方と同伴が必要であり、ご利用時間は13:00~18:00とさせていただきます)
室内プールで浮き輪等の遊具のご利用はご遠慮ください
16歳以上のお客様がジムをご利用いただけます
刺青(タトゥー)のある方は、ご利用いただけません
【7/16~】屋外プールの営業について
夏季限定の屋外プールがオープンいたします。
期 間 7月16日(金)~9月5日(日)
時 間 午前の部 9:00~12:00
※午前の最終入場時間 11:00
※土日祝は08:00~12:00
午後の部 13:00~21:00
※ご利用はチェックインからチェックアウトの時間と限らせていただきます。
受付
3階フィットネス
コロナ禍の状況を鑑み、営業中止もしくは営業時間を短縮する場合があります
人数制限を行いますのでご利用いただけない場合はご了承ください
夏季営業のみ11歳以下のお客様も21:00までご利用いただけます
4歳以上のお子様はご利用いただけます
雷警報や台風警報が発令された場合、屋外プールは営業中止とさせていただきます
新型コロナウイルス対策によりロッカー数を制限しておりますので、部屋から水着を着用の上来場をお勧めいたします。
その際には水着の上に羽織るものもしくは部屋着を着用し、SPA専用EVでお越しください。
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記③ 朝食編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記③ 朝食編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋とクラブラウンジについてレポートしましたね。
今回は、ウェスティン都ホテル京都の朝食について、ご紹介しようと思います。
オールデイダイニング「洛空」の入り口には、体温測定器と消毒液が置いてあります。
通常はラウンジでも朝食が提供されているのですが、現在はラウンジでの朝食サービスはなく、2階のオールデイダイニング「洛空」で提供されています。
洛空の入り口では販売も行っていますので、気に入ったものがあれば購入できますよ。
朝食は、この時期はブッフェではなくなっていました。洋食か和食のセットメニューから選べます。
ジャムの瓶詰めはよく見かけますが、マスタードやケチャップなども、瓶詰めされてるのが珍しいですね。
和食はいろんな種類のお料理が並びます。
洋食の卵料理はオムレツをお願いしました。
エッグベネディクトも2種類、頼んでみました。
どちらもとても美味しかったです♪
次回はウェスティン都ホテル京都の設備についてレポートしますね。
ウェスティン都ホテル京都 レストラン&バー
2F オールデイダイニング「洛空」
東山の豊かな自然と京都市街の景色がお楽しみいただけるブッフェレストラン。
オールデイダイニング「洛空(らくう)」が誕生。
~お知らせ~
当ホテルでは、今般の新型コロナウイルスによる感染症 の対策として、お客様ならびに従業員の健康と安全を第一に考え、当面の間、営業形態を下記のように変更させていただきます。皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
営業時間
朝食/6:30~10:00
昼食/11:30~14:30(平日 ブッフェ)
11:30~15:00(土日祝 ブッフェ)
夕食/17:00~20:00(ブッフェ)
※最終入店19:00
※京都府の要請により、アルコールの提供は行っておりません
【ランチブッフェ】
(平日)
大人/5,300円 小学生/3,200円
(土日祝)
大人/6,800円 小学生/3,900円
【ディナーブッフェ】
(平日)
大人/7,300円 小学生/4,600円
(土日祝)
大人/8,800円 小学生/5,300円
※表記料金には消費税とサービス料が含まれております
※ブッフェは未就学児は無料です
※大人1名様につき小学生(6歳~12歳)1名無料です
座席数 186席
全席禁煙
定休日 なし
個室 1室(36席)
※24名様からご利用いただけます
2F ティーラウンジ「MAYFAIR」
開放感のある空間でお楽しみいただけるのは、新進気鋭の英国発 高級紅茶ブランド「JING TEA(ジン ティー)」。ハイクオリティなスイーツとともに優雅なひとときをお過ごしいただけます。
営業時間
11:00~19:00(金・土・日・祝)
アフタヌーンティー 5,100円~
ケーキセット 2,600円~
軽食 2,600円~
コーヒー、紅茶 1,900円~
ソフトドリンク 1,100円~
※表記料金には消費税とサービス料が含まれております
座席数 54席
全席禁煙
定休日 なし
個室 なし
テーマや素材にこだわったアフタヌーンティーをコーヒー・紅茶とともにお楽しみいただけます。
また、高級フルーツを使用したケーキや自家製カステラ、和テイストのお菓子、多彩なテイクアウト商品もご用意しています。
3F Dominique Bouchet Kyoto 「Le RESTAURANT」(フレンチ)
フランス・パリと東京でミシュラン1つ星を獲得しているフランス人シェフ、ドミニク・ブシェ氏の監修による高級フレンチレストラン。
営業時間
ランチ / 11:30~14:30(土・日・祝日)
ディナー/ 17:00~20:00(金・土・日・祝日)
※月~木は予約制にて営業いたします(3日前までに要予約)
※最終入店18:00
※京都府の要請によりアルコールの提供は行っておりません
ランチ 8,900円~
ディナー17,800円~
※表記料金には、消費税とサービス料が含まれております
座席数 54席
全席禁煙
定休日 なし
個室 2室 (A:8名様まで / B:6名様まで)
【個室料金】
ランチタイム:12,700円
ディナータイム:25,300円
※表記料金には消費税とサービス料が含まれております
フレンチレストランでは、ドミニク・ブシェ氏監修の高級フレンチとともに、約300種類取りそろえたワインのなかから、ソムリエがお食事に最も合うワインをご提案いたします。また、アペリティフのシャンパンや食後のチーズ・ブレッドを各ワゴンサービスにてきめ細やかに提供いたします。
3F Dominique Bouchet Kyoto 「Le Teppanyaki」(鉄板焼)
フランス・パリと東京でミシュラン1つ星を獲得しているフランス人シェフ、ドミニク・ブシェ氏の監修による初の鉄板焼レストラン。
営業時間
ランチ / 11:30~14:30(金・土・日・祝日)
※月~木は予約制にて営業いたします
(前日 15:00までに要予約)
ディナー/ 17:00~20:00(金・土・日・祝日)
※月~木は予約制にて営業いたします
(前日 15:00までに要予約)
※最終入店18:00
※京都府の要請によりアルコールの提供は行っておりません
ランチ / 7,600円~
ディナー/17,800円~
※表記料金には消費税とサービス料が含まれております
座席数 26席
全席禁煙
定休日 なし
個室 なし
ドミニク・ブシェ氏が初めて監修する鉄板焼レストランは、フレンチらしい前菜に、京都産のお肉・神戸牛などのブランド牛をメインにしたお料理をお楽しみいただけます。魚介類、締めのお食事、デザートにもシェフのオリジナリティを添えます。
3F バー「麓座」
豊富な種類のシャンパンとピアノラウンジで生演奏をお楽しみいただけるバー「麓座(ろくざ)」
シャンパンラウンジではグランヴァンとヴィンテージを含む約100種類のシャンパンをご用意しています。
また、京都らしさ、日本らしさを演出したお食事をはじめ、国産のジンやラムをベースにつくるカクテルもお楽しみいただけます。
営業時間
休業
生ビール 1,900円
グラスシャンパン 3,200円~
カクテル 1,900円~
ウイスキー 1,900円~
※表記料金には消費税とサービス料が含まれております
座席数 58席
全席禁煙
定休日 なし
個室 なし
当面の間、ジャズの生演奏は中止させていただきます
ワインリスト
「Dominique Bouchet Kyoto」内にあるウォークインワインセラーには、約300種類、2,500本のワインをご用意し、セラーの中でお好きなワインをお選びいただけます。
ソムリエが、お食事とのマリアージュをお楽しみいただけるようお手伝いをさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記② ラウンジ編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記② ラウンジ編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はウェスティン都ホテル京都のお部屋ついてレポートしましたね。
今回はウェスティン都ホテル京都のラウンジについて、ご紹介しようと思います。
ウェスティン都ホテル京都のラウンジは、リニューアル後に3階にウェスティンクラブとしてオープンしましたが、現在、新型コロナウイルス感染症への対応策のため、休業となっています。
代わりに朝食はオールデイダイニング「洛空」を、ティータイムとイブニングカクテルはティーラウンジ「MAYFAIR」か「洛空」を利用することになっていました。
今後の状況により、変更になる可能性がありますので、ご注意ください。
ティータイム
11:00~17:30はティーサービスの時間です。
ティーサービスのフードプレゼンテーションはブッフェ形式ではなく、二段のお重にセットされたものが提供されます。
アフタヌーンティーというわけではなく、一段目はプチトマトの下に蜂蜜が入ったものと、お豆腐は少しピリ辛、カットフルーツで、二段目はナッツとクッキー、あられでした。
ドリンクは注文して、持って来てもらう形式です。
せっかくなので、福寿園の煎茶を頼んでみました。
グラスのガラスが二重になっていて、持っても熱くならないのが良いですね。
会場は時期によって異なりますので、当日、チェックしてくださいね。
イブニングタイム
17:30~19:30はイブニングタイムです。この時間はシェフ特性のオードブルが提供されます。
奇麗な黄色のヘルシーなドリンクは、とてもパンチの効いた体に良さそうなお味でしたが、好みはわかれるかもしれませんね。
クセの強いものが苦手な人は、ダメかもしれません。
オードブルはとても美味しかったです。
イブニングタイムもドリンクは注文して、持って来てもらいます。
ドリンクの種類も多いので、迷ってしまうかもしれませんね。
スイーツもテーブルまで持って来てもらえますが、充実しているので、どれにしようか迷いますね。
販売もしているようなので、家でも楽しむことが出来そうですよ。
MAYFAIRからロビーの様子を撮ってみました。
次回はウェスティン都ホテル京都の朝食についてレポートしますね。
ウェスティンクラブのご案内
スイートルームのお部屋にご滞在のお客様に専用クラブラウンジを備えております。
朝食や、イブニングカクテルなど、時間帯毎にごゆっくりお過ごしいただけます。
~クラブラウンジ営業休止のお知らせ~
新型コロナウイルスの感染拡大の状況を考慮し、お客様および従業員の健康と安全のため、3階クラブラウンジ「ウェスティンクラブ」は一部の日程を除き、休業とさせて頂きます。
京都府のまん延防止等重点措置により、8月2日(月)以降、フードプレゼンテーションは下記の通り提供をさせて頂きます。
<クラブラウンジ休業中のフードプレゼンテーションについて>
※アルコールのご提供は当面の間、中止とさせていただきます
※今後の状況により、予告なく変更させていただく場合もございますのでご了承ください
【2021年8月のフードプレゼンテーション】
<土日>
〇ご朝食 6:30~10:00
【場所】2階 オールデイダイニング「洛空」
〇ティータイム 11:00~17:30
【場所】3階 クラブラウンジ
〇イブニングタイム 17:30~19:30
【場所】3階 クラブラウンジ
<平日>
〇ご朝食 6:30~10:00
【場所】2階 オールデイダイニング「洛空」
〇ティータイム 11:00~17:30
【場所】月~木曜/2階 オールデイダイニング「洛空」
【場所】金曜/ 2階 ティーラウンジ「MAYFAIR」
〇イブニングタイム 17:30~19:30
【場所】月~木曜/2階 オールデイダイニング「洛空」
【場所】金曜/ 2階 ティーラウンジ「MAYFAIR」
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記① お部屋編
ウェスティン都ホテル京都の宿泊記① お部屋編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
ウェスティン都ホテル京都に宿泊してきましたので、今回は、その滞在についてレポートします。
ウェスティン都ホテル京都は、地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩2分の場所にあります。
京都駅からは少し離れていますが、京都駅八条口からホテルまでは無料の送迎バスが運行していますよ。
ただ、このホテルバスは平日は1時間に1本、週末も1時間に2本しかないので、地下鉄か、タクシーを使った方が便利かもしれませんね。
京都駅にはサテライトコンシェルジュという「ご宿泊者専用 京都駅お荷物お預かりカウンター」があり、荷物はホテルで受け取ることも可能なので、送迎バスの時間まで荷物を預けて観光などをすることも可能ですよ。
以前は、祇園四条からも乗車できましたが、今は祇園四条は下車のみになっていますので、ご注意くださいね。
また、ホテルの駐車場は、宿泊者は滞在1泊(チェックアウト日の16:00まで入出庫可)につき、1,000円で利用できます。
今回はスイートナイトアワードは使えませんでしたが、ラグジュアリークラブレベルのお部屋にアップグレードしていただきました。
ホテルの部屋とは思えないような、広々とした空間で快適に過ごせましたよ。
デスクのライトが丸くてオシャレですね。
テレビの奥の扉を開けると、ティーバッグとイリーのコーヒーメーカーが置いてあります。
棚の上には赤ワインのボトルもありました。
冷蔵庫の中にはお水やソフトドリンクと、ビールが冷えていました。
丸テーブルの上に置いてある、鉄製の急須が趣があって良いですね。
ベッドルームもゆったりしていますね。
こちらのベッドサイドのライトも丸いタイプですね。
ベッドルームの方にも大きなテレビがあります。
隣のテーブルも大きな鏡が付いているのが嬉しいですね。
ウェスティン都ホテル京都のバスルームは、洗い場が独立していて、けっこう広いです。
洗面台はシンプルですが、シンクが二つあるのは嬉しいですね。
アメニティは引き出しの中に収められています。
ソティスの基礎化粧品セットが置かれていて、テンションが上がりました。
お風呂場にもソティスのバスアメニティーがありましたよ。
ウェスティン都ホテル京都のパジャマです。
上の段には作務衣があり、温泉にはこの作務衣を着て行くことができますよ。
部屋からの景色を撮ってみました。
次回はウェスティン都ホテル京都のラウンジについてレポートしますね。
ウェスティン都ホテル京都の情報
1890年、ウェスティン都ホテル京都の歴史は東山の麓で始まりました。それから130年以上にわたり、私たちは伝統を重んじながらも時代の流れに合わせて変化してきました。そして今、その歴史に新たな1ページが刻まれます。当ホテルは、京都の高級ホテルとして、落ち着いた気品のある空間で贅沢なサービスと心のこもったおもてなしをご提供し、思い出に残るひとときをお約束します。ホテル内レストランでは、京都の魅力が詰まった風味豊かな料理や、趣向を凝らしたカクテルをお楽しみいただけます。ホテル周辺には、南禅寺、平安神宮、青蓮院、永観堂、銀閣寺などの神社仏閣があるほか、博物館や美術館、コンサートホール、動物園など、各種の文化施設も揃っています。ウェスティン都ホテル京都ご滞在中にぜひ足をお運びください。
客室
村野藤吾氏の設計による外観やパブリックスペースを承継しつつ、客室はこれまでの2室を1室にするなどし、平均客室面積を約40㎡から約70㎡へと拡大しました。また、ベッドルームを設け、リビングルームと分けることで、居住性の向上を図りました。さらに、敷地内にて深度約1,200mの掘削を実施し湧出した天然温泉を各客室のお風呂に引き込み、客室にて天然温泉が楽しめるぜいたくなくつろぎの空間をご提供します。
自然の岩盤を活用した佳水園庭園や、村野藤吾氏デザインによる白砂の中庭、ホテル敷地内にある探鳥路、そしてお部屋で楽しめる天然温泉。心身ともにリラックスしていただけるウェスティン都ホテルならではのウェルネスをご体験ください。
ライブラリー
ゆったりとしたソファで、コーヒーや紅茶などとご一緒に村野氏や京都の文化に関連する書籍をお楽しみいただけます。
おもてなし
佳水園専属の「女将」を配置し、お客様のお食事の手配や観光案内など、より良い京都の滞在になるようお手伝いします。
~女将 松元美抄のご挨拶~
佳水園は今年で開業60年を迎え、開業以来多くの賓客をお迎えしてまいりました。
培ってきた歴史と伝統に磨きをかけ、お客さま一人一人のご要望に沿ったサービスを提供してまいります。佳水園での快適な滞在と、思い出に残る体験をお手伝いします。
ヘブンリーベッド
“雲の上の寝心地“と称される快適な眠りをお約束
ウェスティン独自の「ヘブンリーベッド」は、ウェスティングループが「ホテル業界で最高のベッドを開発せよ」との使命のもとに、世界中のホテルからベッドを集め、多くの試行錯誤と失敗を繰り返しながら、1999年に完成いたしました。米国での旅行者へのアンケート調査によると、84%の旅行者が「快適なベッドは客室をより魅力的にする」と答えています。その調査結果のとおり、「ヘブンリーベッド」は人の体にちょうどよい高さや堅さ、広さを実現し、雲の上で眠っているような快適な眠りをお約束します。
「ヘブンリーベッド」に使用されているマットは、SIMMONS社製の特注品です。900の独立したコイルが快適な寝心地を約束いたします。
貸し出しアイテム
ご宿泊のお客様に、さまざまな貸し出しアイテムをご用意しています。
無料の貸出品
アイロン(+アイロン台) /MD/CDプレーヤー / DVDプレイヤー / ブルーレイプレイヤー / 扇風機 / 電源延長コード / ヘルスメーター / 爪切り / 車椅子 / FAX / 加湿器 / 携帯電話充電器 / 三又タップ / 体温計 / くるくるドライヤー / 電気スタンド / アダプターソケット / 変圧器 / アイスノン / お子様用浴衣(小)(中)(大) / 空気清浄機 / 双眼鏡
数に限りがありますので、サービスエキスプレスまでお問い合わせください。
ギフトアイテム
・レディースコスメセット (洗顔料、化粧水、乳液)
・メンズヘアセット (ヘアトニック、ヘアリキッド、アフターシェーブローション)
・お子様用アメニティセット(スリッパ&歯ブラシ&ボディースポンジ)
・ソーイングセット 等
数に限りがございますので、ご用命いただいてもご用意できない場合もございます。