プラチナレジデンツのタイムシェアと言う名のヒルトン・グランド・バケーションズ・オーナーシップの詳細
プラチナレジデンツ（platinum residents）のタイムシェアと言う名のヒルトン・グランド・バケーションズ・オーナーシップの詳細
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回の記事ではヒルトン・グランド・バケーションズが
販売しているタイムシェアと呼ばれている
ヒルトン・バケーション・クラブの
感情的に満足できる人は買っても良いですが
金銭的に損したと思いたくない人は
買わない方が賢明です。
なぜそう言えるのかというと、
そこには、ちゃんと根拠があります。
では、プラチナレジデンツ的に
そういう結論に至った経緯について、
お話ししようと思いますが、
ここからは少し細かい数字が出てきます。
数字を見ると眠くなるとか
頭が痛くなるという人は
感情的に損したくないかどうかで判断してください。
損はしたくないけど
細かいことを考えるのがイヤ
と言う人は、悪いことは言わないので
投資はやらない方が良いでしょうね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが
本題に入る前にもう一つ
大事なことをお伝えしておきます。
もし、あなたが何かに投資をしようと思ったら
投資家脳になって考えてみてください。
投資家脳って聞きなれない言葉かもしれませんが
そんなに難しい話じゃないです。
言い換えると費用対効果、
コストパフォーマンスということですね。
何かを手に入れるために掛かるコストと
それによって得られるメリットの
バランスが許容できるか
クールに判断する必要があります。
楽しいとか、満足できるという感情も
もちろん人生にはなくてはならないものですが
投資には必要ありません。
プラスかマイナスか
リスクは許容できる範囲か
数字で冷静に判断することが大切です。
自由人になるためには
なんといってもお金を失わないことが大切なんですね。
お待たせしました。
ここからがいよいよ本番ですよ。
今回のヒルトン・バケーションクラブの
オーナーになるためのコストといえば
まず何と言っても物件価格ですよね。
これはコンドミニアムの種類や部屋によって
いろんなタイプがあるようですが
一番の売れ筋は４００万円位で
上は１０００万円以上するようです。
といっても、購入代金は米ドルなので
為替によって変動もあるでしょうし
購入するにはいろんな手数料なども発生するので
４００万円前半の物件でも実際には
５００万円位と考えておいた方が良いでしょう。
それに対して得られるメリットは？
これは１年間にコンドミニアムに
７泊出来る権利ですね。
４００万円の部屋だと単純に広さだけで考えると
ヒルトンホテルのジュニアスイートクラスの広さなので
ホテルの場所や時期にもよりますが
７～１０万くらいでしょうか。
仮に１泊１０万円とすると
７泊で７０万円相当ということですね。
なので、１０年持てば７００万円の価値となり
購入しても十分に元が取れるというのが
ヒルトン側の売り文句ですね。
確かに計算上はそうなるように見えますが、
ここで、ちょっと逆に考えてみましょう。
１泊１０万円のスイートルームに
５００万円あれば、５０泊出来るわけですよね。
ここで一度、冷静に考えてみてください。
あなたの人生に
スイートルーム５０泊は必要でしょうか？
私もスイートルームにアップグレード
してもらったことがありますが、
結局、使わない部屋もあったり、
ちょっと持て余し気味でした。。。
大人数で泊まるならともかく、
二人なら広いベッドとサイドテーブルや
ソファーとそこそこの空間があれば
一部屋で十分かなと。
もし、あなたが
そこにお金をかけるのなら
美味しいものでも食べた方が有意義
と感じるタイプなら
ヒルトンのちょっと良いホテルでも４～５万円。
仮に１泊５万円の部屋に泊まるとしたら、
１００泊出来ちゃいますよね。
ホテルの場所や時期によっては
２～３万円でも普通に泊まれるので
１泊３万円の宿泊料なら２００泊近くできますね。
イヤイヤ、年に１０泊としても
残りの人生２０年以上あるし、
若い自分はやっぱり購入した方が得！
と思いましたか？
うちは大家族なので
２部屋取らないと狭くて無理だから
コンドミニアムかスイートが必要！とか？
ここで、ひとつ、残念なお知らせがあります。
権利獲得のための費用はこれだけじゃないんです、実は。
購入代金とは別に毎年、
管理費と言うのが必要になってくるんです。
日本でも区分マンションを買うと
管理費とかかかりますよね。それと同じです。
その管理費が４００万円クラスのコンドミニアムだと
年に１８万円も必要なんですって。
しかも、この管理費って年々上がって行くんですよ。
恐ろしいですね！
物件を所有している間、
毎年支払い義務のあるコストが
だんだん上がっていく。。。
実際に１０年くらい前は１０万円以内だった
と言う話もありますので、
１０年、２０年後には３０万円位に
上がっていても不思議はないですよね。
今は新築なので、
年に１８万円ということのようですが
もちろん部屋の購入金額によって
管理費も一律ではないですよ。
あなたも投資家脳を手に入れたら、
このランニングコストという
使っても使わなくても発生する費用に
気を配らないといけませんよ。
１８万円あったら、１泊３万円のホテルに
６泊出来ちゃいません？
仮に１０年間値上がりしないとして１８０万円
２０年で３６０万円、３０年だと。。。
でも、年に２～５％程度は上がるっていう話ですよ。
年に３０万円になっても平気ですか？
老後、年金暮らしになっても払い続けられますか？
なんだかもう、
ポイントを消化するために泊まってるみたいな
権利か義務か良くわからないことになりませんか？
例えて言うなら
株主優待の権利消費に振り回される
桐谷さんの生活のような。。。
（まぁ、本人が楽しんでればそれで良いんですが、
わかりにくい例えでスミマセン）
それでも、上手く使いこなす自信があるので大丈夫！
と言う人もいるかもしれませんね。
毎年、ハワイに行ってるし、
別荘の購入も考えていたところとか。
プラチナレジデンツ的に一番引っかかったのは
実は出口戦略です。
あなたも自由人を目指すなら
イヤ、自由人を目指さなくても
投資には出口を予め考えておく必要があります。
年を取ったり、何らかの事情で、
旅行に行けなくなったらどうするか？
物件を持ち続けると
利用しなくても管理費が発生するので
物件売却となるでしょうね。
それでは、いったい幾らで売れるのでしょうか？
耳を疑いましたが、なんと、
物件価格の２割程度ということです！
２割引ではないですよ。２割の金額です。
つまり、４００万円の物件なら８０万円ってことです！
しかも、更にここから手数料が引かれるそうです。。。
幾ら中古物件とはいえ
購入価格の２割でしか売れないってあり得ます？
しかも、アメリカ、ハワイの人気リゾート地で！
また、記事が長くなってきましたね。
なぜ、売却価格が２割にしかならないのか
これについては次回の記事で考察してみましょう。
