コートヤード・バイ・マリオット大阪本町の宿泊記⑤ インタビュー編
コートヤード・バイ・マリオット大阪本町の宿泊記⑤ インタビュー編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はコートヤード・バイ・マリオット大阪本町のお部屋、朝食、その他の設備についてレポートしましたね。
今回はコートヤード・バイ・マリオット大阪本町のスタッフの方に、インタビューした内容をご紹介しようと思います。
コートヤード・バイ・マリオット大阪本町では、クラスターリザベーション マネージャーの武田さんにお話をお伺いしました。
早速ですが、このホテルの特徴とか、お伺いしてもよろしいですか?
「そうですね。このホテルはマリオットのコートヤードブランドの中では、大浴場というのが他にはない施設にはなります。
どうしても当ホテルは大半のお部屋が、シャワーブースのお部屋にはなっておりますので、ごゆっくり、大浴場で旅の疲れ、また、ビジネスでのご利用のお客様も多ございますので、そういったお客様も日々の疲れを大浴場でほっと一息していただけるようなホテルです。
あと、レストランにつきましても、ただ今、『大阪産もん』という大阪で採れた食材でございましたり、大阪の農家さんから直接仕入れております食材、野菜、果物などを使用しておりますので、より、大阪でこそお召し上がりいただけるといったもので、朝食、ランチ、今はちょっとディナーの営業は自粛しているんですけども、インルームダイニングのお部屋食でも、そういったもののご案内ができますので、そういったところで、大阪により近いところでのご宿泊をお楽しみいただけるようなご案内をさせていただいております。」
大阪の食材を使ったというのは、今の期間だけという企画なんでしょうか?
「そうですね、これから、こういった形で引き続き、もちろん、メニュー等につきましても日々、改良、改善をさせていただいておりますので、時期によっては違ったメニュー等にはなるかと思うんですけれども、食材等につきましては、これからもそういった形で取り組ませていただければと思っております。」
それでは、期間毎に〇〇フェアというのではなくて、大阪のもので、中身が変わるというイメージでしょうか?
「そうですね。ランチにつきましては、そういった時期時期によって、今、現状は『初夏とイチゴのフェア』ということでご案内はしているんですけども、また、6月からは『トロピカルサマーブッフェ』という形で、まだ、ちょっとこちらの名前は変更になる可能性はあるんですけども、そういった夏に向けたブッフェでのご案内になるというところでございます。」
ランチは基本、ブッフェ形式なんですか?
「左様でございます。」
最近、この辺りもホテルがいろいろ増えてきていると思うんですけど、何か他のホテルとの違いとかあったりしますか?
「そうですね。やはり、先ほど申し上げました『大阪産もん』に特化しているレストランというのは、大阪市のホームページの方にも当ホテルが掲載をいただいていたりですとか、そういったところでも、大阪産の食材に特化しているというのが、私たちコートヤード・バイ・マリオット大阪本町の利点でございまして、自信をもって、ご案内させていただいているところでございます。」
『大阪産もん』に力を入れてるんですね。
他にも何かこのホテルならではの大阪らしいところって、あったりするんですか?
「そうですね。『大阪チェンジ』というご案内がありまして、こちらにつきましては、お客様の方から『大阪チェンジでお願いします』とお伝えいただけましたら、ヒョウ柄のバスローブでしたり、タオル、歯ブラシ等の今、お部屋にご用意させていただいておりますアメニティを、ヒョウ柄のものに変更するというご案内をさせていただいております。」
へぇ、そうなんですね。その『大阪チェンジ』ってちょっと見てみたいんですけど、それを利用することってできるんですか?
「空き状況を確認させていただきます。」
それって、やっぱり、数に限りがあるんですかね?
「そうですね。やはり、数は限りがあります。
週末は数が出ますので、先日は1組様、お断りさせていただいたんですけども。」
ちなみに、何セットほどあるんですか?
「こちらがですね、5セットですね。」
それは、今後増やすという予定は?
「そうですね。今、現状は申し訳ございません。
こちらがですね、当ホテルが開業の時にご案内を始めたものになりまして、いくつか同じものというのが手に入らなくて…」
そうなんですね。ちなみに、利用率ってどんな感じなんでしょう?
「そうですね。かなり、やはり週末や祝日等になりますと、多くのお客様がご利用になられている状況ですね。」
そうなんですね。それじゃ、逆にあまり希望者が多いと困ったことになりますね。(笑)
「いえいえ、それは、そんなことはないです。(笑)」
今後はまた、何か別の計画とかってあったりするんですか?
「今のところはちょっとまだ。
『ちゃちゃ入れマンデー』さんっていう番組があるんですけども、そういった番組でも当ホテルをご紹介いただいていたりといったところで、やはり、そういった番組が放映された後というのは、お客様も多くいらっしゃるので、お問い合わせも多くいただいたところですね。」
ちなみに、その番組では、どういったところを紹介されたんでしょう?
「そうですね。その『大阪チェンジ』に関してですね。」
それじゃ、けっこう大阪チェンジもメジャーになりつつあるって感じですかね。
「そうなれば、大変うれしい限りなんですけども。(笑)」
そうすると、皆の希望が多くなると、数が足りなくなるので、ニューバージョンが出たりもするんですかね?
「そうですね。そういったことも引き続き、検討させていただければなと。」
コートヤード・バイ・マリオット大阪本町は、出来て何年になるんでしたっけ?
「2019年の10月に開業させていただきましたので、1年半というところですね。」
最初はたぶん、インバウンドを見越してっていうことかと思うんですが、今、インバウンドがストップした状態で、何か変えたところってあったりするんですか?
「そうですね。コンセプトに関しましては特に。
もちろん、今はインバウンドのお客様というのは皆無にはなってしまってるんですけども、そういった、今、緊急事態宣言に伴い、ハッピーアワーやラウンジのご利用というのは、多くのホテル様でも休止さているというところも、いくつか聞いたこともあるんですけども、出来るだけ今は食事難民であったりアルコール難民という言葉も出てきていますが、そういったところで、当ホテルにご宿泊いただく際は少しでもコロナのことは忘れていただいて、ごゆっくりとお部屋にはなりますけども、アルコール類や少しのおつまみといったところでも、お寛ぎいただければなという感じでご案内させていただいております。」
ルームサービスは22時までって、割と遅くまでやってるですね。
「やはり、お仕事帰りのお客様でも、夜の8時、9時となってお戻りになられるお客様もいらっしゃいますので、今、私事ではあるんですけども、スタッフもこういった状況で最小限にというところではあるんですけども、インルームダイニングは22時までとさせていただいております。」
実際、今、稼働率ってどんな感じなんでしょう?
「稼働率はそれほど良くはないですね。
昨年の11月、12月はかなり、もうすぐ戻ってくる、扉が目の前だなと思っていたところだったんですけど、やはり、年末年始からまた、感染者数が増えて、なかなか現状は厳しいところですね。」
今、利用客はビジネスの方が多いんでしょうか?
「そうですね。平日はこういった場所柄でもございますので、8割、9割のお客様がビジネスでのご利用ですね。
やはり、金曜日の夜から土曜日のご宿泊となりますと、ご家族の方や、カップル、ご夫婦でといった方もいらっしゃるんですけど、平日と週末では、お客様の層というのは変わってまいりますね。」
最近、緊急事態宣言で観光地も休館になったりするところも多いかと思いますが、観光でいらっしゃる方も多いんでしょうかね?
「どちらかと言うと、かなり大阪府内にお住いのお客様や、近畿圏の滋賀県、京都府、兵庫県という電車で1時間ほどで来られるお客様が、ステイケーションで今は多くご利用いただいているかなぁと言うところです。
レジャーというより、お部屋の中で巣ごもり的な感じで。」
それじゃ、このホテルの中で楽しむとしたら、どんな楽しみ方があるんですか?
「そうですね。今、現状はランチのみでのご利用にはなってしまうんですけど、ランチとか、あと、地下1階にジムのご案内もございます。
こちらでございますと、3名様まででご案内はさせていただいているんですけども、もし、ご家族でお子様もいらっしゃったら、そちらで走ったりするご家族の方もいらっしゃいますし、あとは大浴場ですね。
なかなか、この本町エリアで大浴場というところはないので、そういったところでも他の施設様とは違ったくつろぎ方ができるのかなぁと言うところで、ご案内させていただいております。」
その大浴場は、特に温泉とか言うわけではないんですかね?
「そうですね。特に温泉ではないんですけども。」
広くてゆっくりできるという感じなんですね。その大浴場は、人数制限とかもあったりするんでしょうか?
「大浴場につきましては、最大8名様までで、ロッカーの数にて人数制限を儲けております。
あと、客室のテレビで混雑状況というのはご覧いただくことができます。」
地下1階のジムの方は予約制でしたっけ?
「地下1階のジムは予約制でございます。
1時間単位でのご案内でございまして、空き状況によっては2時間ご利用いただく方もいらっしゃいます。」
そうすると、部屋でゆっくりしながら、ジムや大浴場を利用したり、大阪の食材を楽しんだりするということですね。
ここは徒歩圏での見どころとかも、あったりするんですか?
「やはり大阪城が、15分ほどで行っていただけますので、そのお堀の周りをランニングされたり、ランニングコースとしてもお楽しみいただけます。」
そういった楽しみ方もできるんですね。桜の季節とか、良さそうですね。
入口に自転車もありましたが、自転車のレンタルもできるんですか?
「そうですね。自転車のレンタルもご案内させていただいております。
この近くにイオンモールがあったり、心斎橋筋の方へ行っていただいて、ショッピングも可能でございます。
今はこういった時期ですので、なかなか難しいですが。」
商店街は今、開いてるんですかね?
「開いているお店と開いていないお店がありますね。
夜の8時とかになると本当に真っ暗になってしまう感じですね。」
今はやはり、そんな感じですよね。
他にこのホテルの設備などで、特徴のあるものってあったりしますか?
「そうですね。奥にありますバー スペースにて、プラチナエリートメンバー様以上のお客様は朝の10時から17時30分まで、ビジネスカフェといたしまして、コーヒー、紅茶やソフトドリンク類、あと簡単なブレッド、スナック類もご用意させていただいておりますので、平日になりますとパソコンを作業されているお客様であったり、そういった方も多くご利用いただいております。
お部屋でずっといるより、こういったところで少し気晴らしにご利用いただくことも可能でございます。」
そのカフェはプラチナエリートメンバー以上でない方も利用可能なんでしょうか?
「はい。有料でご案内させていただいております。」
それじゃ、日によっては、だいぶ混雑してますか?
「そうですね。やはり、週末の方がご利用いただくお客様は多ございますね。」
このロビーにはいろいろ置物がありますが、これらも何か「こだわり」があったりするんでしょうか?
「そうですね。当ホテルは2階のレストランでしたらステッチというんですけども、ちょうどこの裏当たりの道路をお進みいただいたら、良くわかると思うんですけど、こちらは繊維業が盛んだった場所になりますので、そちらの繊維で織りなすような、お部屋にもオブジェがあるんですけども、そういったものも繊維を表しておりまして、織りなすということで、人々が集まるようなといったところのオブジェになりますね。」
何か抽象的な印象ですけど、そういった意味があるんですね。
「この炭に関しましては、備長炭でして、大浴場で炭湯というところで、今、炭を大浴場の方にお入れしておりまして、お湯が柔らかくなりますし、匂い等も吸着するので。」
このホテル自体も何か香りがありますよね。
「コートヤードのトランスフォーメーションという香りがありまして、そちらの香りになります。」
それは、すべてのコートヤードで同じ香りなんですかね?
「左様でございます。コートヤードブランドではすべて同じ香りになります。」
あのオブジェは?
「あれはですね。銀杏の木でして、大阪の府木ですね。」
それじゃ、やはり大阪をかなり意識してるんですね。
やはり、こういう場所柄、部屋も広くとかはスペースを取るのも難しいとは思いますが、部屋によっていろいろ違いとかあるんですか?
「部屋のデザインにつきましては、当ホテルは9割ほどがスタンダードキングとスタンダードツインというお部屋でございます。
そちらが全てアンビシャスというお部屋にはなるんですけども、お部屋のサイズ等につきましては、すべて同じでございます。
3階から17階まであるんですけども、各フロア1室のみバスタブ付きのお部屋になります。」
そのバスタブ付きのお部屋は、どういった方の利用が多いんでしょうね?
「そうですね。やはりスタンダードのお部屋より、お部屋も広くなりますし、乳児をお連れのお客様ですと、バスタブ付きを好まれるお客様も多ございます。」
場所柄、スペースの問題もあるかと思いますが、部屋の空間の有効利用などで、工夫したこととかってあるんでしょうか?
「やはり、ソファーでございましたリ、そういったところもシンプルにアメニティ等もかなりシンプルにはさせていただいておりますので、お客様が好きなようにご利用いただけるようなスペースとしては、十分に配慮させていただいております。」
このホテルはどういう人に向いていますとかって、あったりしますか?
「そうですね。やはりこの土地柄、30代から40代の男性女性を問わずビジネスでのご利用のお客さんが大半を占めている、というところではございますので、そういったお客様により、ご支持いただいているのかなぁというところでございます。
お客様、それぞれでライフスタイルも違うと思うんですけども、ジムもありますので、いつものライフスタイルとあまり変えずに、当ホテルでもご利用いただけるようなご案内はさせていただけると思います。」
何かアメニティなどで、こだわりとかあったりするんでしょうか?
「アメニティについてはコートヤードの基準になりますね。
ある程度はアメニティというのは決まっておりますので、特に、今はないという現状ですね。」
大阪も他にホテルがいろいろあると思いますが、何か差別化とか意識しているところはありますか?
「そうですね。差別化に伴いましては、やはりレストランは大きな差別化になっているのかなぁと思います。」
このレストランは2階ですけど、宿泊客以外の利用も多いんでしょうか?
「そうですね。今は緊急事態宣言になりますので、そこまで満席というほどにはならないんですけど、以前は宿泊以外のお客様が大半でご利用いただいております。」
ご近所の方の利用が多いんでしょうかね?
「そうですね。また、この辺りのビジネスの方でしたり、そういった方の会食などでもご利用いただいております。
それほど大人数ではないんですけど、3人、4人多くて5人ほどでビジネスの方でご利用いただいておりますね。」
オープンから1年半ほど経って、当初と思惑が外れたというところはありますか?
「一番外れたのは、この新型コロナウィルスですよね。
開業して、3ヶ月、4か月ほどでこういったことになりまして、営業している大半がこういった状況ですので、なかなか。昨年の4月から2か月弱ほどは当ホテルもクローズとさせていただいておりましたので。
今はマリオットの都ホテルさんなども休業されているところで、なかなか厳しいですね。
インバウンドのお客様が戻られたら、もう少しホテルとしても活気があふれてくるのかなぁと。」
まだ、このホテルは出来たばかりで新しいとは思いますが、もし、どこか変えるとしたら、変えたいところとかってありますか?
「うーん、そうですね。特に変えるところは思いつかないですね。
やはり、お客様がより戻ってきていただいて、もちろん、その都度、お客様からのニーズは変わってくると思いますので、その辺りもお客様とのお話の中で、より良いオペレーションをさせていただければなぁと思います。」
他に何か伝えたいこととかありますか?
「今、こういった現状ではありますが、これからコロナウィルス等は落ち着いて、必ず前のような生活にはなると思いますので、また、そういった大阪にご来阪、また、ご滞在の機会がありましたら、ぜひ、『大阪産もん』でしたり、ライフスタイルに沿って、そのまま滞在いただけるステイケーションであったり、ワーケーションであったり、そういったところで、皆様に気軽にご来館いただいて、おくつろぎいただければなぁというところで、これからも取り組んで行きたいと思っています。」
お忙しいところ、ありがとうございました。
2021年5月