モクシー大阪新梅田の宿泊記④ インタビュー編
モクシー大阪新梅田の宿泊記④ インタビュー編
こんにちは。
プラチナレジデンツです。
前回はモクシー大阪新梅田のお部屋、朝食、その他の設備ついてレポートしましたね。
今回はモクシー大阪新梅田のホテルの方に、インタビューした内容をご紹介しようと思います。
モクシー大阪新梅田では、オペレーションマネージャーの佐中さんにお話をお伺いしました。
モクシー大阪新梅田は最近のオープンですよね。
「9月1日のオープンですね。」
元々はどういうコンセプトのホテルになりますか?
「いわゆる、ライフスタイルブランドというような感じで、世代としてはミレニアル世代という20代後半から30代前後がターゲットになります。
ライフスタイルブランドですかぁ。
「今までの既存のホテルですと、1階にフロントとロビーがあって、レストランが奥の方にあるか、違う階、最上階などにあってという感じだと思いますが、それよりはもっとフレンドリーでカジュアルな、そういう若い世代がホテルの中で自由に時間を過ごしていただきたいということで、ご覧の通り、バーカウンターの一部がフロントカウンターになっています。」
確かにそうなってますね。
「モクシーでは元々、チェックインの時にウェルカムドリンクのオファーをさせていただいたりするんですけど、フロントカウンターのすぐ後ろがバーカウンターになっているので、オーダーしたらすぐにフロントカウンターからドリンクが提供できます。」
それは便利ですね。
「お部屋も見ていただいたらわかるんですが、ミニバーとして、ペットボトルが2,3本入るくらいの小さな冷蔵庫が壁についているんですが、自由に過ごしていただいて、部屋がつまらなくなったら、バーに降りてきてください。
ここは本当に皆さんの遊び場と言うか、楽しんでいただく、自由なフリーなスペースとしてご提供できるように、バーも24時間、ご宿泊の方が利用できるように考えているんです。」
そうなんですね。
「フロントのスタッフというよりは、フロントのスタッフがバーの仕事もできるというのが、モクシーブランドの一つの大きな一番のコンセプトにもなります。
いわゆる、マルチタスクで仕事をこなすという、フロントのレセプショニストでありながら、バーテンダーでもあり、キッチンのコックのスタッフでもあるという、フロントにいながら、カクテルが作れて、何ならハンバーガーも焼けるというのが、モクシー大阪新梅田の一番の強みですね。」
そういう特徴があるんですね。
「特に、このモクシーというブランドは既存のオフィスビルなどがあって、そこをリブランドしたりして、ホテルに作り替えていくというホテルブランドだったんです。
日本での1号、2号のモクシー東京錦糸町とモクシー大阪本町の2軒は従来通りのコンセプトで、しっかりとオフィスビルを作り変えて、すごくモクシーらしいブランドになってるんですけど、ここはもともとビルがあったんですけど、一旦、そのビルを崩して、一からこのビルをデザインしていただいているので、他の2軒よりも、もしかしたら、こういうロビーエリアはモクシーのコンセプトがもっとはっきりと表れてるのかなって言う感じではありますね。」
なるほど、モクシー大阪新梅田は一からデザインされてるんですね。
「ここが、福島という大阪の中でも面白いエリアでして、もともと松下幸之助さんが創業したのが、この福島の隣の野田に近いエリアになるんですけど、この辺りも工業が有名な地域であったということも伺ってました。
そういうところで、あちこちにモチーフとして、機械的なオブジェであったりとか、歯車とかチェーンとかいうデザインのオブジェとかが置いてあるんですけど、エレベーターホールにも電気のコードなんかが壁に付けてあったりとか、そういったものもこの辺りが工業として発展していた時代を何かで表現できないかということで、デザイナーさんが設置してくださいました。
向こう側の壁の一面に、ちょっとみると車のパーツみたいなのが一杯付いているところがあるんですけど、あそこも非常に大きなプラモデルをイメージしていて、全部のパーツが揃っているかはわからないですが、昔のダイハツの「ミゼット」が出来上がるようなデザインになっています。そういう機械的な部分もデザインの中には含まれています。」
なかなかユニークな発想ですね。
本当はもう少し緑の植栽とかあっても良いんですけど、逆にちょっと工業的なイメージがあるので、本当の緑っていうのは置かずに、ああいうボタニカルでちょっとイミテーションのものを置くことによって、表現しています。
本当にいろんなところに遊びの要素があって、何か面白いことを見つける人たち、そういう世代にこのブランドを使っていただきたいというイメージです。」
確かに遊び心が満載されてるようですね。(笑)
「このホテルの作りとしては、1階、2階が共有部分となってまして、3階から上が客室になってますので、この1階も、4つの大きなエリアに分かれてるんです。
ここがゾーン1というところでライブラリーゾーンという位置づけになっていまして、静かでお仕事がしやすいようなスペースになっています。
なので、スピーカーなんかもこのエリアはちょっと少なく設置されていまして、他の部分よりもちょっとBGMが届きにくいエリアになっています。
で、机の下とかにすべて、コンセントなどが設置されていて、お仕事がしやすいような作りになっています。
それと、Wi-Fiも無料で飛んでいますので、Wi-Fiと電源は常に確保できるような位置づけですね。
ここも、少し高いカウンターになっていますけど、本当は昔のホテルで言うビジネスセンターのようなパソコンとプリンターを置いて、ここでもお仕事が出来るようにというスペースなんですね。
ただ、今はこういう時期ですので、多くの方が触れるような共用のものは置けていないんですが。。。
こういう、向こうが見えるような仕切りでエリア分けをしています。」
確かにBGMが他よりも少し控えめな気がしますね。
「この真ん中のところは、所謂、フロント前のロビーとして、我々のカテゴリーのゾーンとしてはウェルカムのゾーンとしてこの部分があります。
ちょうど、ゲストが入ってきたときに、チェックインの待ち時間であったり、一旦、ちょっと寛いでいただけたり、お待ち合わせであったりとか共有いただけるゾーン2というのがウェルカムのゾーンになります。
そして、3つ目のゾーンが、一番メインのバーカウンターのところになってます、バーのゾーンになります。
あそこは本当に基本的に24時間の営業で、24時間営業が出来るのも、フロントに立っているクルーがお酒を提供できたりとか、そういったスキルを持っているので可能なことなのかなぁと思います。
一番奥のゾーンが4つ目のゾーンになり、ラウンジのゾーンになります。まぁ、皆さん、自由にお持ちになっているのは、フリーに開放しているので、全然良いんですけど、基本的に我々が提供できるご飲食のスペースは、バーから向こうのエリアという形になります。」
朝も結構、向こうから席が埋まって行って、こちらに移動してくる人が多いようですね。
「基本的には行政の関係で、どういう風に許可が取れるかというのがあって、こちら側は基本的に、我々がサービスを提供できないエリアになってくるんですね。
どうしても、フロントのロビーを挟むので一般の外来からのお客様が行き来するエリアを挟んでの飲食許可というのが、なかなかちょっと難しいみたいで。
ただ、飲食店の営業という場所ではないので、ゲストの方がトレーで運んで来られて、お召し上がりいただくというのは、ここはフリーに使っていただく、お客様に対して場所としては、提供できるスペースでありたいと思っています。」
24時間営業のバーってホテルでもあまりないですよね。「そうですね。カフェの利用もできますし。コーヒーマシンも置いてますので、お泊りの方でしたら、いつでもコーヒーを飲みに来てもらっても良いですし。
その時に必ずスタッフがいますので、ちょっとしたお話相手にもなれますし。
できれば、この場所で皆さん、集まっていただきて、ここを楽しい盛り上がる場にしていただけたらなぁというのが、モクシー大阪新梅田のホテルの在り方ですね。
その分、お部屋の中は非常にコンパクトに設計されてまして、そんなに使う用途がないものは、机もイスも1泊のコンパクトな荷物の方であれば、ラゲッジの台すらも要らないかも、というようなものは、すべて壁に掛けさせていただいています。」
確かにすべて壁に掛けることで、部屋のスペースを確保してる感じですよね。全部出すと、スーツケースを広げるスペースも難しいような。。。
「必要な方は出していただいて、どちらかというと長期滞在でも、若い方でスーツケースに着替えをたくさん詰め込むよりは、少ない数を洗濯して過ごしたいという方は2階のジムの向かい側にコインランドリーを設置してますので、そういったものもご利用いただけます。」
部屋でくつろぐより、ここで過ごすイメージなんですかね。
「そうですね。ここに来て過ごしていただけると、非常に嬉しいですね。もちろん、部屋にも必要最低限のものはご準備しているので、おくつろぎいただくスペースとしては大丈夫だとは思っていますが。」
それで、コーヒーとかも、部屋に持ち帰り用のカップとかは置いてないんですね。基本はここで飲むということですかね。
「言っていただければ、持ち帰り用のカップも用意していますので、お部屋でもおくつろぎいただけるのではないかと思います。」
部屋にポットがあるけど、カップがないなぁと思ってたんですよ。
「そうですね。もともと計画段階では海外の方向けで、バーなども利用されずに、部屋でカップラーメンを食べるような層もターゲットにしていたこともありまして、本当はあのバーカウンターの向こうにちょっとコンビニみたいなスペースがありまして、そこに東京なんかではカップラーメンをズラーっと積んでたりとか、まぁ、そういうのも良いかどうかという判断はあるかと思いますが、非常に売れ行きは良かったと聞いてます。
ただ、モクシー大阪新梅田は他のモクシーとは違って、もう少しフードに力を入れたいというのがありましたので、カップラーメンを置くよりは、今のことろはまだスタートしたばかりですが、ちょっと「うどん」でも提供しようかとか、行く行くはラーメンを提供してみようかとか、スパゲティを食べたいという人がいるのかも、ということで準備をしているところではあります。」
そういえば、ポケ丼ってあんまりこの辺りでは見ないんですけど、あれはどこからの発想なんですか?
「ウチのキャプテンが非常に興味を示したものがありまして、ちょっとチャレンジしてみないかと提案いただいたので。
まだ、関西ではあんまり見ないですよね。ハワイ料理っていうのはありますけどね。
ちょっとヘルシーさも訴えたいというところと、アレンジも意外としやすいのと、意外と何を乗せても良い、みたいなところもありますので。
あまり、決まったスタイルがないので、柔軟な発想で作れるので、そういったものをどんどん取り入れていきたいなと思っています。」
アメリカではけっこう人気のメニューみたいですね。
「そうですね。日本的な要素のあるものは、けっこう海外ではウケますね。シーフードだけだと、海鮮丼と変わらないので、サラダやちょっと違うものを付け加えるだけで、ソースも醤油とワサビという日本人には安心感がありますけど、オリジナルなソースを作ってみたりとかで、味のバリエーションも増えたりとかしますね。」
今のポケ丼は何か検討して決まった感じなんですか?
「そうですね。他のポケというスタイルで出しているお店も何軒か見させていただいて、本当はもっと余裕があれば、ゲストの方が好きなようにトッピングを選んでいただいてというのも考えていたんですけど、今はスタッフの余裕もありませんし、モクシー大阪新梅田として、美味しいと思う具材と盛り付けで提案してみようかという感じで始まってます。
シーフードだけでなく、ローストビーフを載せてみても良いですし、いわゆる、ベジタブルのポケ丼というのも、本当に野菜が乗ってるだけじゃなくて、大豆から作ったお肉というソイミートというのが乗ってたり、ベジタリアンの方でも召し上がっていただけるようなスタイルにしています。
ソイミートですかぁ!
「ソイミートも試食してみたんですけど、唐揚げのようなしっかりとした食感で、唐揚げのような味付けにすれば、しっかりとボリューム感もありますし、なかなか面白い食材かなぁと思いますね。」
気になる食材ですね。(笑)
「このラウンジのエリアは広い空間があるので、真ん中のゲームは移動できるような設営になってまして、今後、状況が落ち着いてくれば、イベントスペースなんかにも使えるかなぁという感じです。
ミラーボールとDJコントローラーと繋ぐことが出来まして、音楽のイベントであったりとか、意外と何でもできるのかなぁという感じです。
ただ、今のところ、ホテルが主宰をして集客をすると、今の状況ですと、何かあった時に近隣の皆様をはじめ、ご迷惑をおかけすることになるかと思うので、今のところは自粛をしている状況ですね。」
お客様というのは宿泊客以外の方も多いんですか?
「外来の方も非常にたくさん来ていただいてます。特に近隣の方のご来館が多いという印象です。」
それは、ランチの利用が多いということでしょうか?それともバーの利用ですか?
「どちらも多いですし、特に週末ですと朝食なんかも利用いただいてます。」
そうなんですね。宿泊の方はビジネスで利用される方より、観光の方が多いんですか?
「今のところビジネスの方が多いですよ。ご年配の方はバスタブが欲しいというご意見もいただきますけど、ビジネスの出張で来られる方でも20代、30代の方には意外とフィットされているようですね。
自分の時間を自由に使いたいという方には過ごしやすいホテルなんじゃないかなぁと思いますね。」
こういう状況で海外の方が来にくくなった今、どういったお客様に来ていただきたいですか?
「ビジネスの方もそうですが、国内のレジャーの方もUSJへのアクセスも良いですし、梅田も近いですからアクセスとしては動きやすいところにありますし、繁華街から少し離れているので、夜は静かにお休みいただけますし、良い立地だと思いますね。
梅田の北ヤードの工事が終われば、かなり近くまで開発される予定になってますので、梅田まで徒歩5分くらいの感覚になるんじゃないかと思ってます。
そうなると少し人の流れも変わってくるんじゃないかなぁと思ってますね。
福島は南側がけっこう栄えていて、飲食店なんかも面白いお店も多く賑わっているので、これから北の方も開発されれば、梅田まで広がって面白いエリアになると期待しています。」
実際に始まってみて、思っていたのとはちょっと違ったところとかってありますか?
「んー、比較的、思っていた感じですけど、フードコートみたいなシステムになっているので、ご注文はあちらでしていただいて、ご返却もあちらに、というシステムなんですけど、ご近隣の方とかホテルということもあってか、システムを理解されていないで、そのまま返却されないこともありますね。」
朝食の時に思ったんですけど、注文の時に、「返却はこちらへ」という案内があれば、浸透するかもしれませんが、ホテルなんだし片付けてくれるものと思っている人もいるかもしれませんね。
「その辺りはスタッフによって、バラつきがあるかもしれませんね。
コンセプトとして、ちょっと冗談っぽく、「片付けてくれたら嬉しいなぁ」というお願いはしてるんですけど。(笑)」
そうなんですね。シャレっぽく、押しつけがましくなくですね。(笑)
「例えば、モクシーでは『故障中」ではなく、『ちょっと休暇を取ってます』というようなワードでユーモアのセンスを随所に入れています。(笑)」
そういえば、メッセージは英語で書いてあることが多いようですが、日本の年配の方にとっては解り難いのかなぁという気もするんが?
「どうしても、日本語のワードにするとけっこうキツめの言葉になったりする部分もあって、我々としてはもう少し関西弁なんかも有効に使っても良いんじゃないかと思ってるんですが、差し当たっては、きつい内容もソフトに伝えられるようにと、英語を使っている部分もあります。」
確か、コインランドリーの説明も英語しかなかったようなんですが、日本人は説明しなくてもわかるというのがあるんですかね?
「基本的に、そういうところもありまして、お部屋のガイドも空調の説明は英語しか書いてないはずなんですね。
それも、日本人の方ならリモコンを見れば、だいたいお分かりいただけるというのと、パネルに日本語しか書いてないので、海外の方はやっぱり説明がないと使えなかったりするので、英語でのご説明が多い部分はあるかもしれませんね。」
そういえば、ここはお部屋にインフォメーションと言うか説明書きのような冊子とかはないんですね。
「基本的にお部屋に入って、電気を付けていただいたら、テレビがついてると思うんですけど、その画面にホテルの案内表示が出るようになってまして、冊子があっても良いのかもしれませんが、置くスペースもあまりないですし、これからはデジタル化も進んでいくでしょうし、そういうところはスリム化していく傾向にはありますね。」
実は、目覚まし時計の設定が良くわからなかったんですよ。(笑)
「そうですよね。お電話でも設定はできるんですけど、スタッフに言っていただければ、その時間に電話が鳴るような設定にさせていただきますので。」
あの時計もアンティークな感じですけど、このホテルのコンセプトとして選んだものなんですか?
「モクシーブランドのスタンダードで指定されているような、アンティークなスタイルの電話というのが客室のスタンダードになります。」
他に何か「モクシー大阪新梅田ならでは」というものはありますか?
「関西の方がデザインされたわけじゃないので、天井のオブジェは照明なんですけど、タコをイメージされていて、タコがたこ焼きを追いかけているような感じですね。
やはり大阪と言えば、タコ、タコ焼きじゃないですかっていうイメージみたいですね。(笑)
この照明も夕方のある一定の時間だけなんですけど、色が変わって行ったりするんです。そこらへんも遊び心ですね。」
それは、言われないとなかなか気づかないかもしれませんね。
「この照明自体も実際は、「ねぶた祭り」のねぶたの職人さんたちが作るということで、本当は和紙で設計されてたんですけど、実際に和紙にすると火災の恐れですとかあって、照明に使えないんですね。
それで、和紙に近い素材で、という風には聞いています。」
海外からの観光客はまだ、来られないと思いますが、GoToトラベルの恩恵とかはありますか?
「そうですね。多少は忙しくさせていただいていますが、ラグジュアリーホテルが80から90%の稼働率と聞いていますので、まだまだ、これからでしょうね。」
これから価格帯なことも考えると狙いは国内のビジ
ネス客ということになりますか?
「そうですね。そういったところもこれからターゲットにしていきたいと思いますし、レジャーの方も動きが出てくるんじゃないかと見ています。」
モクシー大阪新梅田はどちらかというと、ファミリー向けというよりも、個人やカップル向けという感じでしょうか?
「そうですね。もちろん、ご家族でもご利用いただけますけれども、若いビジネスの方とか、カップルできていただいたりとか、そういった需要があれば、もう少し賑わってくるんじゃないかと思いますけどね。
若いカップルの方ですと、ロビーでゲームを楽しんでいただいたりとかした後に、お部屋で休まれるというスタンスで遊んでいただいてますので、我々の希望に沿った遊び方をしていただいていると思います。」
昨日の夜も、けっこう遅い時間まで、ロビーは多くの人で賑わってましたね。
「そうですね。あの中もけっこう近隣の方も来ていただいていて、我々も飽きられないように、いろんな仕掛けを提供できれば、面白いかなぁと思っています。」
具体的には何か考えてますか?
「ただ、まぁ、イベントというイベントは今はちょっと計画すらしにくい状況なので、いろんなランチをリピートしていただくために週替わりであったり、月替わりのメニューのご提案であったりとか、夜でも立ち寄っていただいているので、夜は皆さん、お酒を飲むだけなのかなぁと考えると、夜のカフェ的な利用であったりとか、そういったものも何かご提案できればなぁと考えています。」
他に何か読者の方にお伝えしたいこととかありますか?
「どうでしょう。モクシーとしては3男坊なんですけど、我々の競合するようなところは、まだ、ソウルとインドネシアと日本とこの間台湾に1軒と、まだ6軒くらいなんですね。
来年、京都の2条にもモクシーが予定されてますし、これから、どんどんこういったライフスタイルをうっていくようなブランドも増えていくとは思います。
つい、先日、東京の方にもアロフト銀座という我々のグループのブランドホテルがオープンしたんですけど、我々のグループ内では同じカテゴリーに属するちょっととんがった感じの新しいホテルで銀座にオープンしたので、ちょっとゴージャスな感じはあるんですけども、非常によく似たブランドで我々もグループ内で仲良くさせてもらっているスタッフも多いので、楽しみにしています。
私も拝見させてもらって、凄くカッコよくできてますし、本当に面白い、凄くカッコいいブランドですね。
なかなか日本になかった分、これからどうやって体現するのか、難しいのかなぁとは思いますけど、すごく応援したくなりますね。
そういうブランドが、我々マリオットグループだけじゃなく、他のグループホテルからもどんどん出てくると思いますので、競争ばっかりしてもアレなんですが、負けず劣らず、若い世代がホテルって面白いんだなぁと改めてわかっていただけるような、そういう場であればいいかなぁと思います。
ホテルって意外と気楽に遊べる場所なんだなぁっていうところで、いずれ歳を重ねていくうちに我々のラグジュアリーブランドも利用いただけるようになっていただければ、非常にありがたいかなぁと思います。」
ここは本当にスタッフのユニフォームもカジュアルですよね。
「はい、本当にTシャツとジーンズでやってます。」
クルーって書いてないと、どなたがスタッフかわからない感じですよね。
「近隣の方でフラッと入って来られるときも、「ここはバーか?」って入ってくるくらいの方が多い感じで、入り口としてはすごく入りやすいのかなぁと思います。この辺は窓も開放されてますし。」
ここはけっこう緑も多いですよね。
「そうですね。こういうビルディングを立てるにあたってはオーナー様の配慮もありまして、すぐ横も大きな公園がありますし、少し緑を挟むことによって若干の目隠しにもなりつつ、環境にも多少なりとも寄与できるようなことも考えています。」
いろいろ考えて作られたホテルなんですね。
お忙しいところ、お時間をいただきまして、ありがとうございました。
2020年10月